仁者(じんしゃ)は山(やま)を楽(たの)しむ
《「論語」雍也(ようや)から》天命に安んじて欲に動かされることのない仁者は、不動の山を見て楽しむ。
人事(じんじ)を尽(つ)くして天命(てんめい)を待(ま)つ
力のあらん限りを尽くして、あとは静かに天命に任せる。
生(せい)を視(み)ること死(し)の如(ごと)し
《「列子」仲尼から》生死を超越し、天命に安んじて心を労しない。
知者(ちしゃ)は水(みず)を楽(たの)しみ仁者(じんしゃ)は山(やま)を楽(たの)しむ
《「論語」雍也(ようや)から》知者が物事を円滑に処理するようすを、水が1か所にとどまることなく流れることにたとえ、仁者が欲に動かされず天命に安んずるようすを、不動の山にたとえていう。
ち‐めい【知命】
1 天命を知ること。 2 《「論語」為政の「五十にして天命を知る」から》50歳のこと。
てい‐めい【帝命】
1 天帝の命令。神の仰せ。天命。 2 天子の仰せ。勅命。
てん【天】
[音]テン(呉)(漢) [訓]あめ あま [学習漢字]1年 1 大空。「天下・天空・天上・天地/九天・仰天・暁天・衝天・水天・中天・沖天・北天・満天・露天」 2 空模様。「雨天・好天・晴天」 3...
てん‐すう【天数】
天から与えられた寿命。天寿。天命。自然のなりゆき。
てんち‐しんめい【天地神明】
天地の神々。すべての神々。天神地祇(ちぎ)。「—に誓う」 [補説]文化庁が発表した平成30年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い方とされる「天地神明に誓って」を使う人が32.1パーセント、...
ながらえ‐は・つ【永らへ果つ】
[動タ下二]生きながらえて、天命を全うする。「あからさまとは思へども—・つることもあり」〈平家・一〉