まりし‐てん【摩利支天】
《(梵)Marīciの音写。陽炎(かげろう)の意》陽炎を神格化した女神。摩利支天経に説かれる。常に身を隠し、護身・得財・勝利などをつかさどる。日本では武士の守護神とされた。
まん‐てん【満天】
空に満ちていること。また、空いっぱい。空一面。「—の星」
みょうおん‐てん【妙音天】
弁才天(べんざいてん)の異称。
めん‐てん【綿天】
《「天」は「天鵞絨(ビロード)」の頭字》絹綿交ぜ織りのビロード。鼻緒地・袋物などに用いる。
や‐てん【夜天】
夜の空。
やぼ‐てん【野暮天】
《仏教の「…天」に擬したもので、「天」は程度の高い意を表すという》たいそうやぼなこと。また、その人。
やま‐てん【夜摩天】
仏語。六欲天の第三。忉利(とうり)天の上方にあり、天人は五欲の楽を受ける。寿命は2000年で、その一昼夜は人間界の200年にあたる。炎天。
よく‐てん【欲天】
仏語。欲界の中にある6種の天。六欲天。
よ‐てん【四天】
1 歌舞伎の衣装で、広袖で裾の左右が切れ込んでいる着付け。動きの激しい、武勇を表す役などに用いる。また、それを着ている役。 2 荷物や荷車を四人で担いだり動かしたりすること。「三河酒—でかつぎ山...
らく‐てん【楽天】
自分の境遇を天の与えたものとして受け入れ、くよくよしないで人生を楽観すること。