いっ‐か【一過】
[名](スル) 1 さっと通り過ぎること。「台風—」「浮雲—して」〈独歩・夫婦〉 2 ざっと目を通すこと。「主人は黙読—の後」〈漱石・吾輩は猫である〉
いっかくせんにん【一角仙人】
インド波羅奈(はらな)国で鹿から生まれ、頭に角が一つあったという仙人。
謡曲。四番目物、五番目物。宝生以外の各流。金春禅鳳作。竜神を封じ込めて雨を止めた一角仙人が、旋陀夫人(せんだぶにん)と...
いっさい‐たふ【一妻多夫】
一人の女性が同時に二人以上の男性を夫とすること。また、その婚姻形態。ポリアンドリー。多夫婚。
一升(いっしょう)入(い)る壺(つぼ)
1升入りの容器には、どう工夫しても1升以上入らない。物にはそれぞれの限度がある、同じものはどこでも同じ、などの意のたとえ。
一緒(いっしょ)にな・る
1 複数のものが合わさって一つになる。落ち合う。「弟と駅の改札口で—・る」 2 夫婦になる。「晴れて—・る」
いっしん‐どうたい【一心同体】
二人以上の人が心を一つにして行動すること。「夫婦は—」
いっ‐せ【一世】
1 仏語。過去・現在・未来の三世(さんぜ)のうちの一つ。 2 一生涯。一生。「夫婦—の別れが泣かずに居られましょうか」〈紅葉・二人比丘尼色懺悔〉 3 (子を二世、孫を三世というのに対し)その人の...
いっ‐たい【一体】
[名] 1 一つのからだ。また、同一のからだのようになっていること。同体。「—を成す」「夫婦は—」「三位(さんみ)—」 2 一つにまとまっていること。「クラスが—となる」 3 一つの体裁(てい...
いっちゅう‐ぶし【一中節】
浄瑠璃の流派の一。17世紀末に京都の都太夫一中が創始。初め上方で流行し、のち江戸で栄えた。都派のほか、分派の菅野派と宇治派がある。
いっ‐つい【一対】
二つそろって、ひと組として扱われるもの。「—の夫婦(めおと)茶碗」「好—」