ドクトルまんぼう【どくとるマンボウ】
北杜夫によるエッセーのシリーズ。第1作は昭和35年(1960)刊行の「どくとるマンボウ航海記」で、その他「どくとるマンボウ昆虫記」「どくとるマンボウ青春記」などがある。ユーモラスな文体で人気を博した。
ドクトルまんぼうこうかいき【どくとるマンボウ航海記】
北杜夫の旅行記的エッセー。昭和35年(1960)刊。水産庁の漁業調査船での船医としての体験をユーモアあふれる筆致で描き、ベストセラーとなる。「どくとるマンボウ」シリーズの第1作。
どこう‐りんちょう【土光臨調】
土光敏夫が会長をつとめた第2次臨時行政調査会の通称。昭和56年(1981)に設置され昭和58年(1983)に解散するまで5次にわたって答申を提出。「増税なき財政再建」の方針のもと、行政組織の見直...
どし【同士】
《「どうし」または「どち」の音変化という》 1 動作・性質・状態などにおいて互いに共通点をもっている人。同じ立場である者。名詞の下に付いて接尾語的にも用いる。「如何に気の弱い—であったろう」〈左...
ドストエフスキーぜんしゅう【ドストエフスキー全集】
米川正夫の個人訳によるドストエフスキーの文学全集。昭和16年(1941)に最初の出版が開始されたが、戦争による紙不足などで4巻までで中止。戦後、昭和26年(1951)から昭和28年(1953)に...
ドボラック【DVORAK】
コンピューターや英文タイプライターのキー配列の一。1930年代に考案されたもの。名称は考案者の名前にちなむ。母音のキーを左側、子音のキーを右側に配し、英文入力する際にQWERTY(クアーティー)...
ドラッグデリバリー‐システム【drug delivery system】
薬が、必要な時期に、必要な部位へ、必要な量だけ到達するように工夫した投薬システム。薬物送達システム。DDS。
どん‐つく【鈍付く】
1 にぶいこと。愚鈍なこと。また、その人。のろま。「この—め」 2 太神楽(だいかぐら)で、太夫(たゆう)の相手をして、こっけいな役をつとめる人。 3 「鈍付く布子(ぬのこ)」の略。
ない‐えん【内縁】
1 事実上は同居して婚姻関係にありながら、婚姻届を出していないために法律上の夫婦とは認められない男女の関係。「—の妻」 2 内側のへり。⇔外縁。 3 内々の縁故。内々の関係。「これは私が退れ難い...
ないこう‐の‐せだい【内向の世代】
昭和45年(1970)前後に登場した若手作家の呼称。古井由吉(よしきち)・黒井千次・小川国夫など。文芸評論家の小田切秀雄が命名。個人の内面を描く作風を批判的な意味合いで呼んだもの。