にんぎょうのいえ【人形の家】
《原題、(ノルウェー)Et Dukkehjem》イプセンの戯曲。3幕。1879年作。弁護士の夫から人形のように愛されていただけであったことを知ったノラが、一個の人間として生きるために夫と子供を捨...
にんぎょう‐ぶり【人形振り】
歌舞伎の演出で、義太夫狂言の一部を役者が人形芝居の人形の動きをまねて演技するもの。「神霊矢口渡」のお舟、「日高川入相花王(ひだかがわいりあいざくら)」の清姫などに用いる。
にんげんのかべ【人間の壁】
石川達三の長編小説。昭和32年(1957)に佐賀県で起こった佐賀県教職員組合によるストライキ「佐教組事件」を題材とする。昭和32年(1957)から昭和34年(1959)にかけて連載。昭和34年(...
にん‐だく【認諾】
[名](スル) 1 それを認めてよしとすること。「公子夫妻はわが多少の情あるを—せり」〈鴎外訳・即興詩人〉 2 民事訴訟において、被告が口頭弁論または準備手続きで、原告の訴訟上の請求である権利主...
にん‐ぷ【人夫】
《古くは「にんぶ」》 1 力仕事に従事する労働者。 2 昔、公役に徴用された人民。夫役(ぶやく)を課せられた人民。
ぬき‐ほん【抜(き)本】
1 書物からの書き抜きをまとめた本。抄本。 2 義太夫節の一部分を抜粋した本。丸本(まるほん)に対していう。
ヌクヒバ‐とう【ヌクヒバ島】
《Nuku Hiva》南太平洋、フランス領ポリネシア、マルケサス諸島の主島。火山島で地形は険しく、最高峰テカオ山(標高1224メートル)をはじめ鋭い尖峰が連なる。周囲に寒流が流れ、サンゴ礁は発達...
ぬし【主】
[名] 1 その社会・集団などを支配・統率する人。あるじ。「一国の—」「世帯—」 2 所有者。持ち主。「地—」 3 動作・行為の主体。また、ある事柄の主人公。「声の—」「うわさの—」 4 山や...
ぬし【塗師】
狂言。和泉(いずみ)流では「塗師平六」。越後の塗師、平六を頼って都から師匠が来ると、平六の妻は夫の仕事が減ると思い夫は死んだと偽る。師匠に会いたい平六はしかたなく幽霊に化けて対面する。
ぬすみ‐うお【盗み魚】
漁夫が漁獲物をくすねること。道心坊。