ボバリスム【(フランス)bovarysme】
《「ボバリズム」とも》フランスの作家フロベールの小説「ボバリー夫人」の主人公のように、現実と夢との不釣り合いから幻影を抱く精神状態。
ボバリーふじん【ボバリー夫人】
《原題、(フランス)Madame Bovary》フロベールの長編小説。1857年刊。田舎医者の妻エンマ=ボバリーが、凡庸な夫との単調な日常生活にあきたらず、夢想のはけ口を情事に求めた末ついに自殺...
ぼん【凡】
[常用漢字] [音]ボン(呉) ハン(漢) [訓]すべて およそ 〈ボン〉 1 全体を通じて。おしなべて。「凡百」 2 一般的で特に目立たない。普通。「凡作・凡人・凡打・凡退・凡夫・凡庸/超凡...
ぼん‐き【凡器】
仏語。仏教の教えを理解していない人。凡夫。凡人。
ぼん‐きょう【凡境】
1 仏語。凡夫(ぼんぶ)の境界。迷いの境地。 2 霊地に対し、普通の場所。ぼんけい。
ぼん‐しょう【凡聖】
《「ぼんじょう」とも》凡人と聖人。凡夫と聖者。
ぼん‐しん【凡身】
仏語。凡夫の身。
ぼん‐ぞく【凡俗】
[名・形動] 1 ありふれていてとりえのないこと。また、その人や、そのさま。「—な(の)考えに流れる」 2 煩悩(ぼんのう)にとらわれていること。また、その人。凡夫。「—の迷い」
ボンバー‐ジャケット【bomber jacket】
《bomberは、爆撃機の意》米軍の航空機の乗務員に支給された皮革製の上着。また、それをまねたデザインのもの。丈夫で保温性に富む。
ぼん‐りゅう【凡流】
1 月並みの流儀。 2 平凡な門流。平凡な家柄。「鄙夫(ひふ)—の身なりし原質を」〈中村訳・西国立志編〉