や‐ふ【野夫】
《「やぶ」とも》田舎に住む男。田舎者。自分を謙遜していうこともある。田夫(でんぷ)。「—といへども、さすがに情け知らぬにはあらず」〈奥の細道〉
藪(やぶ)に剛(ごう)の者(もの)
《「やぶ」は「野夫」とも。また、「剛の者」は「功(こう)の者」とも》草深い所にも優れた人物がいるということ。また、軽んじられている者の中にもりっぱな者が交じっているということ。
やま・う【病まふ】
[動ハ四]《動詞「や(病)む」の未然形に反復・継続を表す助動詞「ふ」の付いた語か。あるいは名詞「やまい」の動詞化か》病気にかかっている。わずらう。「鳥狩(とが)りする猟夫(さつを)の弓弦(ゆづる...
やまかわ【山川】
姓氏の一。 [補説]「山川」姓の人物山川菊栄(やまかわきくえ)山川健次郎(やまかわけんじろう)山川登美子(やまかわとみこ)山川均(やまかわひとし)山川方夫(やまかわまさお)
やまざきよじべえねびきのかどまつ【山崎与次兵衛寿の門松】
浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。享保3年(1718)大坂竹本座初演。山崎与次兵衛と遊女吾妻の情話に、親子・夫婦の情愛や、義侠心を織り込んだ物語。寿の門松。
やま‐どり【山鳥】
1 山の中にすむ鳥。山の鳥。 2 キジ科の鳥。日本特産で、本州・四国・九州の森林にすむ。雄は尾が長いので全長約125センチ、雌は約55センチ。全体に赤褐色で縦斑があり、尾には黒い横縞がある。単独...
やままゆ‐いと【山繭糸】
ヤママユから採取した糸。繊維が太く、黄緑色を帯び、丈夫で光沢がある。天蚕糸(てんさんし)。
やまもと【山本】
姓氏の一。 [補説]「山本」姓の人物山本五十六(やまもといそろく)山本一力(やまもといちりき)山本英一郎(やまもとえいいちろう)山本角太夫(やまもとかくたゆう)山本荷兮(やまもとかけい)山本嘉次...
やみのそうれつ【闇の葬列】
高橋義夫の時代小説。昭和62年(1987)刊。副題「広沢参議暗殺犯人捜査始末」。明治維新時代を背景とする歴史推理もの。
やも‐め【寡/寡婦/孀/鰥/鰥夫】
1 (寡・寡婦・孀)夫のいない女。また、夫を失った女。未亡人。後家(ごけ)。寡婦(かふ)。 2 (鰥・鰥夫)妻のいない男。また、妻を失った男。男やもめ。やもお。