れつ‐ご【列伍】
列を組んで並ぶこと。また、その列。隊伍。「夫より段々に—を整え」〈条野有人・近世紀聞〉
レビレート‐こん【レビレート婚】
《レビレートは、levirate。ラテン語のlevir(夫の兄弟)から》夫の死後、未亡人が、夫の兄弟の一人と再婚する婚姻形態。日本でも弟直しとか、つぎ縁と称して各地で行われていた。兄弟逆縁婚。⇔...
れんらくいん【連絡員】
倉光俊夫の短編小説。満州事変を背景に、前線と新聞社との間を往復する連絡員を描く。昭和17年(1942)発表。同年、第16回芥川賞受賞。
れん‐り【連理】
1 1本の木の枝が他の木の枝と連なって木目が通じ合っていること。 2 《「連理の契り」から》夫婦・男女の間の深い契りをたとえていう語。「比翼—」
れんり‐の‐えだ【連理の枝】
《白居易「長恨歌」から》連理となった枝。夫婦・男女の仲むつまじいことのたとえ。
れん‐れん【恋恋】
[名](スル)思いきれずに執着すること。「徒に永く政柄を握るに—し」〈東海散士・佳人之奇遇〉 [ト・タル][文][形動タリ] 1 恋い慕って思いきれないさま。「大丈夫は区々(くく)一婦人に—...
レーンみやざわ‐じけん【レーン・宮沢事件】
日米開戦直後の昭和16年(1941)12月、北海道帝国大学(現北海道大学)の学生と米国人教師夫妻が軍機保護法違反の容疑で特高警察に逮捕され、懲役刑に服した冤罪(えんざい)事件。レーン夫妻は昭和1...
ろう【郎】
[名] 1 男子。特に、年若い男子。若者。 2 女性から夫、または情夫をさしていう語。郎君。「妾(わたし)は時々に呼吸器となって、—が浮気なる口元を塞がん」〈逍遥・当世書生気質〉 3 中国の官...
ろう【郎】
[常用漢字] [音]ロウ(ラウ)(呉)(漢) [訓]おとこ おのこ 1 中国の官名。「侍郎・尚書郎」 2 妻や恋人が夫や男を呼ぶ称。また、広く男子。「郎君/新郎・太郎・野郎・白面郎・遊冶郎(ゆう...
ろう‐くん【郎君】
1 年若く身分の高い男子や主家の息子などを敬っていう語。わかとの。「—の御後見を致すべき、御委托を蒙り」〈竜渓・経国美談〉 2 妻や情婦から夫や情夫をさしていう語。