くにたゆう‐ぶし【国太夫節】
1 浄瑠璃の流派の一。享保(1716〜1736)初期、一中節から一派を立てた都国太夫半中が始めたもの。のち宮古路(みやこじ)豊後と名のったので、豊後節とよばれる。半中節。宮古路節。 2 1から分...
くに‐な【国名】
平安時代、宮中の女官や僧侶などの呼び名に国の名を付けたもの。女官は父や兄・夫の任国にちなんで、また僧侶はその生国にちなんでつけられた。和泉式部(いずみしきぶ)・讃岐典侍(さぬきのすけ)の類。
くびふり‐しばい【首振り芝居】
京坂で起こった歌舞伎の一様式。義太夫狂言を、せりふを言わず、浄瑠璃に合わせて身振りだけで演じるもの。天明(1781〜1789)ごろから明治期まで、主にちんこ芝居で行われた。身振り狂言。
クフナ‐ウルゲンチ【Köneürgenç】
トルクメニスタン北西部の都市。現在、約140キロメートル離れたウズベキスタン領の都市であるウルゲンチに対して「旧ウルゲンチ」を意味する。10世紀から14世紀にかけて、ホラズム朝の首都として栄えた...
くぼう‐やく【公方役】
室町時代、幕府によって課せられた夫役(ぶやく)。
くまのさんしょ‐ごんげん【熊野三所権現】
熊野三社の主祭神として祭られる、本宮の家都御子神(けつみこのかみ)、新宮の熊野速玉(はやたま)神、那智の熊野夫須美神(くまのふすみのかみ)の三神。熊野(ゆや)権現。三所権現。
くまのなち‐たいしゃ【熊野那智大社】
和歌山県東牟婁(ひがしむろ)郡那智勝浦町にある神社。主祭神は熊野夫須美神(くまのふすみのかみ)。那智の滝を中心として、中世修験道とともに栄えた。熊野三社の一。平成16年(2004)「紀伊山地の霊...
く‐めん【工面】
[名](スル)《「ぐめん」とも》 1 いろいろ手段・方法を考えて手はずを整えること。特に、なんとか工夫して金銭を用意すること。算段。「旅費を—する」 2 金回り。ふところぐあい。「—のいい馴染に...
くものはたて【雲の涯】
田中千禾夫の戯曲。昭和22年(1947)文芸座が初演。日本初の実存主義演劇として評価される。
く‐やく【公役】
1 官府から人民に課せられた兵役や夫役(ぶやく)。 2 江戸時代、幕府が江戸の町人に課した夫役。のち、銀納となる。