ふ‐かく【不覚】
［名・形動］ １ 心や意識がしっかりしていないこと。思わず知らずそうなること。また、そのさま。「—にも涙を流す」「前後—」 ２ 油断して失敗すること。また、そのさま。「—の一敗を喫す」 ３ 覚悟...
ふ‐かくご【不覚悟】
《「ぶかくご」とも。その場合「無覚悟」とも書く》覚悟ができていないこと。また、油断して失敗を招くこと。不覚。「人の軒のあまりを無心し、借宅する—」〈浮・新永代蔵〉
不覚(ふかく)を取(と)・る
油断をして失敗する。しくじって思わぬ恥をかく。「スクープ合戦に—・る」
覆車(ふくしゃ)の戒(いまし)め
前人の失敗が後人にとって戒めとなることのたとえ。前車の覆るは後車の戒め。
ふく‐てつ【覆轍】
前の車が転倒した跡。転じて、先人の失敗。「—を踏む」
ふくとみぞうし【福富草子／福富草紙】
御伽草子。1巻。作者未詳。南北朝時代の成立とされる。放屁(ほうひ)のじょうずな福富長者をまねた男の失敗談。絵巻物としても伝わる。福富長者物語。
フス‐せんそう【フス戦争】
1419〜1436年にわたるボヘミアのフス派の反乱。フス処刑後、その信奉者がプラハで蜂起。神聖ローマ皇帝・ローマ教皇は十字軍を派遣したが鎮圧に失敗、最終的に和約が成立した。
不徳(ふとく)の致(いた)すところ
自分の不徳のため引き起こしたこと。失敗や不都合のあったとき、謝罪の意味で使う。
ふみ‐はずし【踏（み）外し】
１ 足を踏みはずすこと。 ２ 正道からはずれたことをすること。また、失敗すること。「同じ様な—でもする事とせぬ事有り」〈風来六部集・飛だ噂の評〉 ３ 鳥を捕らえるためのわなの一。「山田の垣根に—...
ブランダー【blunder】
大失敗。大失策。不注意による誤り。
