ぬし‐どの【主殿】
[代]二人称の人代名詞。同輩以下を敬っていう語。あなた。「いかに、—は拝み奉るや」〈宇治拾遺・八〉
のさき‐の‐つかい【荷前の使】
荷前を奉る行事のために朝廷から派遣された勅使。
はつ‐ほ【初穂】
1 その年最初に実った稲の穂。 2 その年最初に収穫した穀物・野菜・果実など。 3 その年最初に収穫し、神仏・朝廷に奉る穀物などの農作物。また、その代わりとする金銭。「お—料」 4 初めて食べる...
はな‐もみじ【花紅葉】
春の桜と秋の紅葉。春秋の美しい自然の眺め。「はかなき—につけても心ざしを見え奉る」〈源・桐壺〉 [補説]書名別項。→花紅葉
はばか・る【憚る】
[動ラ五(四)] 1 差し障りをおぼえてためらう。気がねする。遠慮する。「世間体を—・る」「他聞を—・る」「だれにも—・らず自由に生きる」 2 幅をきかす。増長する。いばる。「憎まれっ子世に—・...
はやちねたけ‐かぐら【早池峰岳神楽】
岩手県花巻市の岳地区に伝わる、早池峰山の神を奉るための奉納神楽。早池峰大償神楽と合わせて早池峰神楽をなす。山の神の面が「吽(うん)」の表情になっており、早池峰大償神楽で使われる「阿(あ)」の面と...
はれ‐の‐ごぜん【晴れの御膳】
正月三が日、天皇に奉る食事。威儀の御膳(おもの)。
ばい‐ぜん【陪膳】
《「はいぜん」とも》宮中で天皇に御膳を奉る時、また武家で儀式の時など、食膳に侍して給仕すること。また、その人。「—仕うまつる人の」〈枕・二三〉
ばば‐どの【馬場殿】
「うまばどの」に同じ。「これを捕り奉り、則ち—に押し籠め奉る」〈太平記・一二〉
ひお‐の‐つかい【氷魚の使】
平安時代、9月から12月まで、山城国宇治・近江(おうみ)国田上の両地から奉る氷魚を受け取るために朝廷が派遣した使者。