おく‐づま【奥妻】
心の奥深く大切に思う妻。心から愛する妻。「はしけやし我(あ)が—」〈万・三九七八〉
おく‐づめ【奥詰】
江戸幕府の職名。5代将軍綱吉の時だけ設置された。譜代大名・外様大名の中から任命。隔日に登城し、将軍の諮問に応じた。
おく‐て【奥手/晩生/晩稲】
1 (晩稲)比較的遅く成熟する品種の稲。中手(なかて)・早稲(わせ)に対していう。《季 秋》「刈るほどに山風のたつ—かな/蛇笏」 2 (奥手・晩生)一般に、遅く成熟すること。 ㋐花や実のつくのが...
おく‐でん【奥伝】
「奥許し」に同じ。
おくど‐かいどう【奥戸街道】
東京都葛飾区立石から江戸川区西小岩までの道路の呼び名。途中、環七通りと交差する。
おく‐どこ【奥床】
家の奥にある寝床。⇔外床。「—に母は寝(い)ねたり外床(とどこ)に父は寝ねたり」〈万・三三一二〉
おく‐にっこう【奥日光】
日光国立公園のうち、華厳滝(けごんのたき)より西の地域。中禅寺湖・男体山(なんたいさん)・戦場ヶ原などがある。湯ノ湖から戦場ヶ原、小田代原(おだしろがはら)にかけて広がる湿原と水域は、平成17年...
おく‐にわ【奥庭】
屋敷の奥にある庭。
おく‐の‐いん【奥の院】
1 寺社の本堂・本殿より奥にあって、開山祖師の霊像や神霊などを祭った所。 2 人目に触れない奥深い所。 3 女陰をいう俗語。
おく‐の‐て【奥の手】
1 奥義。極意。「—を授かる」 2 容易に人に知らせない、とっておきの策。最後の手段。「—を使う」 3 《古くは、左を右より大切に思い、尊んだところから》左のほうの手。一説に、二の腕。「我妹子(...