たかとお【高遠】
長野県伊那市の地名。もと内藤氏らの城下町。大奥女中の絵島が流された地。高遠頼継の築いた高遠城の跡がある。
た‐もん【多門/多聞】
1 城の石垣の上に築いた長屋造りの建物。兵器庫と防壁を兼ねる。松永久秀が大和国佐保山に築いた多聞城の形式からの名という。多聞櫓(やぐら)。 2 本宅の周囲に建てた長屋。 3 江戸城中の御殿女中が...
ちゃや‐こや【茶屋小屋】
「茶屋4」に同じ。「—の女中衆ではなし、商人家のお飯焚がそれでは済みません」〈滑・浮世風呂・三〉
ちゅう‐ろう【中老】
1 50歳ほどの年ごろ。また、その人。「—の品の好い細君は」〈花袋・田舎教師〉 2 武家の職名。 ㋐鎌倉・室町時代、引付衆(ひきつけしゅう)のこと。 ㋑豊臣時代、五大老・五奉行の中間にあって政務...
ちゅう‐ろう【中﨟】
1 出家受戒後の安居(あんご)の功を積んだ年数によって上・中・下と分けた、その中位に位する者。 2 平安時代、後宮に仕える女官で、内侍でない者。上﨟・小上﨟の下、下﨟の上。中﨟女房。 3 室町時...
つかい‐ばん【使い番】
1 使い走りをする者。「妾宅の—迄させるんだものなあ」〈木下尚江・良人の自白〉 2 安土桃山時代、戦時に伝令・巡察などに当たった者。使い役。 3 江戸幕府の職名。若年寄の支配に属し、戦時には陣中...
つとめ‐ぼうこう【勤め奉公】
1 店員・女中などとして他家に勤め、働くこと。 2 芸妓・遊女などとして働くこと。
てがみをかくふじんとめしつかい【手紙を書く婦人と召使】
《原題、(オランダ)Schrijvende vrouw met dienstbode》フェルメールの絵画。カンバスに油彩。縦71センチ、横60.5センチ。女主人が手紙を書き終わるのを女中が待って...
て‐つき【手付き】
1 手のかっこう。手のようす。また、手の動かし方。「危なげない—」「慣れない—」 2 (「お手付き」の形で)カルタ遊びなどで、誤って間違った札に手をつけること。てつけ。 3 (「お手付き」の形で...
とし‐より【年寄(り)】
1 年をとった人。高齢の人。老人。 2 武家時代、政務に参与した重臣。室町幕府の評定衆・引付衆、江戸幕府の老中、大名家の家老など。 3 江戸幕府の、大奥の取り締まりをつかさどった女中の重職。 4...