かど‐で【門出/首途】
[名](スル) 1 旅などのために、自分の家を出発すること。出立(しゅったつ)。「—を見送る」 2 新しい生活を始めること。「新生活の—を祝う」「社会に—する」 3 旅に出る前に、吉日を選んで、...
かね‐づかい【金遣い】
1 金銭のつかい方。金銭をつかう程度。「—が荒い」 2 金銭を浪費すること。また、その人。「—を始めたので早速離縁した」〈蘆花・思出の記〉
かまくら‐ぼり【鎌倉彫】
彫刻漆器の一。模様を薄肉彫刻した素地に黒漆を塗り、その上に朱漆などを塗り重ねて磨いたもの。鎌倉時代、宋(そう)伝来の堆朱(ついしゅ)をまねて始められたという。鎌倉市の特産物。
かみ‐こ【紙子/紙衣】
1 紙子紙(かみこがみ)で作った衣服。律宗の僧が用いはじめ、のち一般に使用。軽くて保温性にすぐれ、胴着や袖なし羽織を作ることが多い。近世以降、安価なところから貧しい人々の間で用いられた。かみぎぬ...
から
[格助]名詞・活用語の連体形に付く。また上代では、助詞「が」「の」「のみ」にも付く。 1 動作・作用の起点を表す。 ㋐空間的起点、出所を示す。「目—大粒の涙が落ちた」「本人—直接話を聞く」「波...
かわ‐きり【皮切り】
1 《2が原義》物事のしはじめ。手始め。「話の—」 2 最初に据える灸(きゅう)。「商売にはかへられず—こらへて出る心」〈浄・反魂香〉
干戈(かんか)を動(うご)か・す
戦争を始める。「—・し、自分を敵視するものを討つとあっては」〈藤村・夜明け前〉
かんがえ‐なお・す【考え直す】
[動サ五(四)] 1 同じことをもう一度考えてみる。「始めから—・してみよう」 2 今までの考え方を変える。「今からでも遅くないから、—・せ」
かんがく‐え【勧学会】
康保元年(964)に慶滋保胤(よししげのやすたね)らの始めた、一種の念仏結社。3月と9月の15日に、比叡山の僧20人と大学寮北堂の学生20人が会して、朝に法華経を講じ夕に念仏を唱え、その間に法華...
かんせい‐ぬい【閑清縫い】
袋物などの端を、糸を現したまま左右から打ち違えてからげ縫うこと。また、そのように縫ったもの。「閑清」はこれを始めた人の名という。かんせんぬい。