こぶ・い
[形]《近世上方語》欲深い。物惜しみがひどい。「とかく始末第一とて親父よりも—・うかせぎければ」〈浮・当世銀持気質〉
さばき【裁き/捌き】
1 (裁き)理非を明らかにすること。裁判。審判。「法の—を受ける」「神の—が下る」 2 手先を使って物事をうまく取り扱うこと。「袱紗(ふくさ)—」「鋏(はさみ)の—がまるで下手なくせに」〈高見・...
し【始】
[音]シ(呉)(漢) [訓]はじめる はじまる [学習漢字]3年 1 はじめる。はじまる。「始業・始動/開始・創始」 2 はじめ。おこり。「始終・始祖・始末/元始・原始・終始・年始」 [名のり]...
し‐まい【仕舞(い)/終い/了い】
1 物事が終わること。物事をやめること。「これで—にする」 2 物事の終わりの部分。最後。「本を—まで読みとおす」「—にはみんな怒りだした」 3 品物が売り切れてなくなること。「今日はいちごは—...
しまい‐つ・く【仕舞ひ付く】
[動カ四]始末がつく。きまりがつく。片がつく。「徳兵衛も—・かず、ことばなければ」〈浄・重井筒〉
しまい‐つ・ける【仕舞ひ付ける】
[動カ下一]《近世語》 1 始末をつける。殺してしまう。「まづ這奴(しゃつ)を—・けて、路銀を奪ひ」〈読・弓張月・後〉 2 (「しまいつけた」の形で)失敗したときに言う語。しまった。しくじった。...
仕舞(しま)いを付(つ)・ける
1 始末をつける。片をつける。 2 江戸の遊里で、前もって揚げ代を払い、その遊女を買い切る約束をする。「十日ほども前から—・けずば、いつでもさしだらう」〈洒・甲駅新話〉
しまつ‐がき【始末書(き)】
「しまつしょ(始末書)」に同じ。
しみ‐た・れる
[動ラ下一] 1 「しみったれる1」に同じ。「—・れた老父(おやじ)」〈露伴・いさなとり〉 2 「しみったれる2」に同じ。「脅迫されるような始末じゃ、—・れずには居られないよ」〈紅葉・多情多恨〉
しょ‐ち【処置】
[名](スル) 1 その場や状況に応じた判断をし手だてを講じて、物事に始末をつけること。「適切に—する」 2 傷や病気の手当てをすること。「虫歯を—する」「応急—」 →処分(しょぶん)[用法]