まっ‐きゃく【末客】
茶席で、一座の客の中のいちばん末席に座る客。茶碗の取り次ぎや待合その他の後始末など、その日の茶会を円滑に進める役を担う。お詰。詰。おまつ。
まつ【末】
[音]マツ(呉) バツ(漢) [訓]すえ うら うれ [学習漢字]4年 〈マツ〉 1 物の端の方。物事の終わりの方。最後。果て。すえ。「末裔(まつえい)・末期(まっき)・末期(まつご)・末日・...
まつり‐ぐけ【纏り絎】
洋裁で、布端を始末する技法。裏に折った折り山から針を出し、表地の織り糸をわずかにすくい、縫い目が表に目立たないように縫い付けていく方法。和裁では、折り山をしっかり押さえたいときに用いる。まつり縫い。
み‐かえし【見返し】
1 書物の表紙と本文との間にあって、両者の接着を補強する2ページ大の紙。一方は表紙の内側に貼りつけ、もう一方は「遊び」といって、本文に接する。 2 和装本で、表(おもて)表紙の裏にはる紙または布...
みとも‐な・い
[形][文]みともな・し[ク]「みとうもない」の音変化。「着物が大分汚れて、—・い始末であった」〈漱石・永日小品〉
みな【皆】
1 そこにいる人すべて。全員。また、あるもの全部。多くの人々に呼びかける語としても用いられる。みんな。「—が集まって相談する」「—が偽札だったわけではない」「—、こっち見て」 2 (副詞的に用い...
面皮(めんぴ)を欠(か)・く
面目を失う。面皮を失う。「不始末をしでかし—・く」
もうしわけ‐な・い【申(し)訳無い】
[形] 1 言い訳のしようがない。弁解の余地がない。相手にわびるときに言う語。「世間に対し—・い気持ちで一杯だ」「不始末をしでかして—・い」 2 相手に無理な依頼ごとをして、すまないという気持ち...
やみのそうれつ【闇の葬列】
高橋義夫の時代小説。昭和62年(1987)刊。副題「広沢参議暗殺犯人捜査始末」。明治維新時代を背景とする歴史推理もの。
やりっ‐ぱなし【遣りっ放し】
[名・形動]《「やりばなし」の音変化》物事をしかけたままで、あとの始末をせずに捨てておくこと。また、そのさま。「仕事を—にして出かける」