せいげん‐さくらひめ【清玄桜姫】
浄瑠璃・歌舞伎の一系統で、清水寺の清玄法師が桜姫の容色に迷い、破戒の末に殺され、亡霊となって姫につきまとう筋のもの。土佐少掾の浄瑠璃「一心二河白道(いっしんにがびゃくどう)」が最も古い。ほかに「...
せんひめ【千姫】
[1597〜1666]徳川秀忠の長女。豊臣秀頼(とよとみひでより)と政略結婚させられたが、大坂城落城後、本多忠刻(ほんだただとき)と再婚。夫の死後、出家して天樹院と号した。大坂城落城の際に姫の救...
そとおり‐ひめ【衣通姫】
《美しさが衣を通して輝く姫の意》允恭(いんぎょう)天皇の妃。皇后忍坂大中姫(おしさかのおおなかつひめ)の妹。皇后のそねみを考えて河内(かわち)に隠れた。和歌三神の一として、和歌山市の玉津島神社に...
たきもの‐ひめ【薫物姫】
織女星。乞巧奠(きっこうでん)の際に一晩中薫き物をしたところからという。
たきやしゃ‐ひめ【滝夜叉姫】
平将門(たいらのまさかど)の娘と伝えられる女性。妖術を使って活躍する話が「善知鳥安方(うとうやすかた)忠義伝」や歌舞伎に脚色されている。
たごり‐ひめ【田心姫】
⇒田霧姫命(たきりびめのみこと)
たつた‐ひめ【竜田姫/竜田比女/立田姫】
1 延喜式にみえる竜田比古竜田比女神社の祭神の一。 2 奈良の都の西方にある竜田山にいるという、秋をつかさどる女神。五行説で西が秋にあたるところからいう。東の佐保姫に対する。《季 秋》
たまより‐ひめ【玉依姫】
《「たまよりびめ」とも》 神霊を宿す女性。巫女(みこ)などの称。 日本神話で、海の神の娘。鸕鷀草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)の妃となり、神日本磐余彦尊(かんやまといわれびこのみこ...
ちゅうじょう‐ひめ【中将姫】
日本の伝説上の人物。右大臣藤原豊成の娘。父の左遷を悲しみ、大和当麻(たいま)寺に入って尼となり、仏行に励んだ徳により仏の助けを得て、一夜のうちに蓮(はす)の茎の糸で観無量寿経の曼荼羅(まんだら)...
ちょう‐き【寵姫】
君主の寵愛する侍女。愛妾。