たち‐しな・う【立ち撓ふ】
[動ハ四]しなやかに立つ。なよやかに立つ。「—・ふ君が姿を忘れずは世の限りにや恋ひ渡りなむ」〈万・四四四一〉
たち‐じに【立ち死に】
立ったままの姿勢で死ぬこと。立ち往生。「矢七つ八つ射立てられて、—にこそ死ににけれ」〈平家・七〉
たち‐すがた【立(ち)姿】
1 立っている姿。 2 舞いをする姿。舞い姿。「久しうこなたの御—を拝見致しませぬによって」〈虎寛狂・比丘貞〉
たち‐びな【立ち雛】
立った姿にこしらえた、男女一対のひな人形。最初は紙で作ったので紙びなともよぶ。《季 春》⇔座り雛。
たち‐ぼとけ【立(ち)仏】
立ち姿の仏像。また、立っている仏。りゅうぶつ。→居仏(いぼとけ)
たち‐み【立(ち)身】
1 立って身構えること。立ち上がろうと身構えること。 2 立っているからだ。立ち姿。
たち‐わざ【立(ち)技】
柔道やレスリングで、立った姿勢で掛ける技。⇔寝技。
たつがしら‐の‐かぶと【竜頭の兜】
鉢の真向(まっこう)から天辺(てっぺん)にかけて竜の姿を作りつけた兜。
たつつ‐まい【殊儛】
上代の舞の一。侏儒(しゅじゅ)の姿を模し、立ったり座ったりして舞うものという。
たて‐だき【縦抱き】
縦にして抱くこと。特に、赤ん坊の姿勢を立てて抱くことをいう。