まひるのプリニウス【真昼のプリニウス】
池沢夏樹の小説。平成元年(1989)刊行。女性火山学者が、恋人との関係や物語ることの意味を問い直していく姿を描く。
ま‐びろ・く【真広く】
[動カ下二]しまりなくひろげる。衣服をはだけてくつろいだ姿をする。「指貫(さしぬき)直衣(なほし)などを引き下げて—・けて出で来たり」〈宇津保・蔵開上〉
まびろけ‐すがた【真広け姿】
くつろいで、衣服をはだけて着ている姿。しどけない姿。「—もをかしう見ゆ」〈枕・一九一〉
マヘレ‐ばし【マヘレ橋】
《Magere Brug》オランダの首都アムステルダムの中心部にある橋。17世紀に建造。1930年代に改築され、現在の姿になった。アムステル川に架かる市内唯一の木造の跳ね橋として知られる。マヘレ...
まま【儘/随/任】
《「まにま」の音変化》多く連体修飾語を受けて形式名詞的に用いられる。 1 その状態に変化のないこと。それと同じ状態。「昔の—」「現状の—」「立った—の姿勢」 2 (多く「ままになる」の形で用いる...
まめし‐げ【忠実し気】
[形動ナリ] 1 まじめでたのもしいさま。「—なお姿をお目にかけなば」〈伎・貞操花鳥羽恋塚〉 2 はりあいのあるさま。「世間で悪う歌はれて、—もなき浮世やと」〈浄・丹波与作〉
マリア‐マグダレーナ【(ドイツ)Maria Magdalene】
ヘッベルによる戯曲。3幕の悲劇。1844年刊行、1846年初演。男に捨てられ、父親の名誉心を慮(おもんぱか)って自殺する娘の姿を描く市民悲劇。イプセンの社会劇の先駆とも評される作品。邦題は「マリ...
マルキリガラ【Mulkirigala】
スリランカ南部の町タンガッラの北郊にある村。石窟寺院があることで有名。3世紀頃の創建とされ、18世紀、キャンディ王国の時代に現在の姿になった。岩山を刳(く)りぬいた石窟には涅槃(ねはん)像や仏教...
マルクスブルク‐じょう【マルクスブルク城】
《Marksburg》ドイツ西部、ラインラント‐プファルツ州の町、ブラウバッハの背後の山上にある城。ライン川中流域の古城の中で、唯一破壊を免れた城として知られ、13世紀頃の姿を留めている。
まる‐た【丸太】
1 皮をはいだだけの材木。丸材。まるたんぼう。 2 (「丸田魚」とも書く)コイ科の魚。全長約50センチ。体形・体色はウグイによく似るが、婚姻色は腹側に1本のみ現れる。本州中部地方から北の河口域や...