ほう‐びき【宝引き】
室町時代から江戸時代にかけて、正月に行われた福引きの一種。数本の細い縄を束ねて、その中のどれかに橙(だいだい)の果実、または金銭などをつけておき、それを引きあてた者を勝ちとした。辻宝引き。
ほうびき‐ぜに【宝引き銭】
宝引きに賭(か)ける銭。
ほうびき‐なわ【宝引き縄】
宝引きに使用する細い縄。
ほう‐びょう【宝瓶】
1 華瓶(けびょう)・水瓶(すいびょう)など瓶器の美称。 2 密教で、灌頂(かんじょう)の水を入れる器。
ほうふく‐じ【宝福寺】
岡山県総社市にある臨済宗東福寺派の寺。山号は、井山。開創は貞永年間(1232〜1233)。開山は鈍庵で初め天台宗であった。雪舟が得度して相国寺に上るまで修行した寺。雪舟寺。
ほうぶつしゅう【宝物集】
平安末期の仏教説話集。1巻・2巻・3巻・7巻の諸本が伝わる。平康頼著。治承年間(1177〜1181)ごろ成立。嵯峨の釈迦堂での会話の聞き書きの形式をとり、多くの説話を例に引きながら仏法を説いたもの。
ほうへい‐きゅう【宝瓶宮】
黄道十二宮の第11宮。水瓶(みずがめ)座に相当するが、歳差のため現在は山羊(やぎ)座の西境から水瓶座の西境にかけての位置に移っている。太陽は1月21日ごろこの宮に入る。
ほう‐もつ【宝物】
たからもの。宝とされる物。
ほうもつ‐でん【宝物殿】
寺社などで宝物を納める建物。
ほう‐やく【宝鑰】
宝の鍵。宝物庫を開く鍵。 ⇒秘蔵宝鑰