ほう‐いん【宝印】
仏語。 1 宝塔や宝珠などに真言を刻んだり、方形や円形の中に卍(まんじ)などを刻んだもの。 2 三宝のうちの、法宝。 3 仏・菩薩(ぼさつ)の印契の美称。 4 「牛王宝印(ごおうほういん)」の略。
ほうえい‐きんぎん【宝永金銀】
江戸幕府が宝永年間に鋳造した金貨・銀貨の総称。金貨は小判・一分判金、銀貨は宝字銀・永字銀・三宝銀および正徳年間(1711〜1716)鋳造の四宝銀を含む。
ほうえい‐ざん【宝永山】
富士山の南東斜面にある側火山。標高2702メートル。宝永4年(1707)の爆発で形成。
ほうえい‐じしん【宝永地震】
宝永4年(1707)10月4日に発生した、日本の歴史上最大級の地震の一。マグニチュードは8.6と推測される。遠州灘(えんしゅうなだ)沖と紀伊半島沖で二つの大地震が同時に発生したとも考えられ、東海...
ほうえい‐つうほう【宝永通宝】
江戸幕府が、宝永5年(1708)から翌年にかけて発行した銅貨。1枚が並銭10文相当とされたため十文銭といわれ、また、大型であったため大銭ともよばれた。
ほうおう‐どう【鳳凰堂】
京都府宇治市にある平等院の阿弥陀堂の別称。中堂・左右翼廊・尾廊からなり、鳳凰が翼を広げた形に似るところからこの名がある。本尊の阿弥陀如来像は、平安後期の定朝(じょうちょう)作。国宝。
ほう‐おん【法恩】
仏語。四恩の一。三宝の恩。
ほうかい‐じ【宝戒寺】
神奈川県鎌倉市にある天台宗の寺。山号は、金竜山。正しくは円頓宝戒寺。建武2年(1335)足利尊氏(あしかがたかうじ)が後醍醐天皇の命により北条一族の菩提を弔うために創建。重文の歓喜天立像・地蔵菩...
ほうかい‐じ【法界寺】
京都市伏見区にある真言宗醍醐派の別格本山。山号は、東光山。通称、日野薬師・乳(ちち)薬師。弘仁13年(822)日野家宗が別荘を寺としたもので、開山は最澄。永承6年(1051)に日野資業(すけなり...
ほう‐かく【鳳閣】
1 りっぱな楼閣。宝閣。 2 中務(なかつかさ)省の唐名。