いわま‐かんのん【岩間観音】
岡山県久米郡美咲町にある本山寺の通称。山号は岩間山。役(えん)の行者(ぎょうじゃ)ゆかりの地に頼観が大宝元年(701)に建立、新山寺と称したが、鑑真が改称したと伝える。漆間時国(うるまのときくに...
いわ‐れ【謂れ】
《動詞「い(言)う」の未然形+受身の助動詞「る」の連用形から》 1 物事が起こったわけ。理由。「—のないうわさ」「無視される—はない」 2 由緒。来歴。「—のある土地」「家宝の—」
インフレ‐ヘッジ
《inflationary hedgeから》インフレーションによる通貨の価値下落から受ける損失を防ぐために、現金・預金などの資産を価格上昇が見込まれる株式・土地・宝石などに換えること。
いん‐やく【印鑰/印鎰】
1 印判。印(いん)。 2 印判と鍵(かぎ)。 ㋐官府の長官の印と諸司・城門・蔵などの鍵。 ㋑天台座主(ざす)の職印と延暦寺宝蔵の鍵。また、僧綱(そうごう)の職印と僧綱所の鍵など。
うが‐じん【宇賀神】
《「うかじん」とも》 1 古来、人間に福徳をもたらすと考えられている福の神たちの総称。食物神・農業神ともされる。幸福・利益・知恵・財力の神とされている弁財天と同一視されることが多い。 2 《1の...
うけ‐ばな【請花】
塔の九輪(くりん)や宝珠(ほうじゅ)などの下についている花形の飾り。多く八葉(はちよう)の蓮華(れんげ)で上を向いている。
うけ‐ふね【有卦船】
有卦に入った人が、宝の帆を張った筆の帆柱を立て、福助・福良雀(ふくらすずめ)・福寿草・富士など「ふ」の字の付いためでたい7種の菓子などを飾る縁起船。
うこん【右近】
謡曲。脇能物。観世・宝生流。世阿弥作、観世小次郎信光加筆。鹿島の神職が、京都右近の馬場で桜葉明神と会い、共に花を賞する。
うさ‐じんぐう【宇佐神宮】
大分県宇佐市にある神社。旧官幣大社。祭神の八幡大神(応神天皇)・比売(ひめ)大神・神功(じんぐう)皇后を三殿に祭る。全国八幡宮の総本宮。伊勢神宮に次ぐ第二の宗廟(そうびょう)として奈良時代から皇...
うし‐の‐たま【牛の玉】
1 牛の額にできる毛の塊。直径3センチほどの丸さで、中に堅い芯(しん)がある。牛王(ごおう)とも称し社寺などの宝物とされた。 2 牛の腹中にできる玉。宝物とされた。牛黄(ごおう)。