こ‐じつ【故実】
《古くは「こしつ」とも》昔の儀式・法制・作法などの決まりや習わし。先例となる事例。「有職(ゆうそく)—」
こ‐の‐み【木の実】
木になる果実。きのみ。《季 秋》「降りくるは栗鼠(りす)がこぼせし—かな/秋桜子」
こ‐まめ【小忠実】
[形動][文][ナリ]労を惜しまないでよく働くさま。まめまめしいさま。「—な人」「—に世話を焼く」「両親に—に手紙を書く」
ごき‐の‐み【御器の実】
《椀の中に入れるものの意》めし。また、生活の種。「草履、雪駄、傘、木履は、つかみ奉公する者の—だが知らないか」〈浄・加増曽我〉
けん‐じつ【権実】
⇒ごんじつ(権実)
ごん‐じつ【権実】
仏語。仮のものである権と、永久不変のまことの実。権教と実教などをいう。
ささ‐の‐み【笹の実】
1 竹の実。自然粳(じねんご)。 2 酒の粕(かす)をいう女房詞。
さ‐ね【実/核】
《「真(さ)根(ね)」の意》 1 果実の中心にある堅い部分。種。 2 板と板をつなぎ合わせるとき、一方の板の側面に作る細長い突起。 3 陰核。 4 障子や壁の下地となる骨組み。壁下地。 5 根本...
ざ‐ね【実/核】
[接尾]《「さね」の音変化》名詞に付く。 1 根本のもの、そのものとなる意を表す。「先に生(あ)れし三柱の女子(をみなご)は、物—汝(いまし)が物に因りて成れり」〈記・上〉 2 その中の主となる...
しい‐の‐み【椎の実】
1 椎の果実。どんぐり形で、食用。《季 秋》「膝ついて—拾ふ子守かな/虚子」 2 「椎の実筆」の略。