いしだん‐いし【石段石】
1 茶室の庇(ひさし)の下に踏み段として据えた石。自然石を用い、沓脱(くつぬ)ぎ石と踏み段石(二番石)を高低二段に置く。 2 日本庭園の中の踏み石。自然石を用い、大小とりまぜて並べる。
いしぶたい‐こふん【石舞台古墳】
奈良県高市郡明日香村島庄にある飛鳥時代の古墳。巨大な横穴式石室が露出し、天井石が舞台のように大きいためにこの名がある。蘇我馬子(そがのうまこ)の墓とする説もある。
いし‐ぶろ【石風呂】
1 石でつくった浴槽。 2 岩屋・石室の蒸し風呂。石を焼いて水を注ぎ、その湯気を浴びる。「百姓ども御馳走に—をたき」〈咄・きのふはけふ・上〉
いしやま‐でら【石山寺】
大津市石山町にある真言宗御室派の別格本山。山号は石光山。開創は天平勝宝元年(749)と伝え、開基は聖武天皇、開山は良弁(ろうべん)。西国三十三所の第13番札所。永長元年(1096)再建の本堂、建...
イスタナ‐ヌルル‐イマン【Istana Nurul Iman】
ブルネイの首都バンダルスリブガワンにある王宮。市街中心部の南西、ブルネイ川沿いの丘の上に位置する。1984年、フィリピン人建築家の設計により、マレー風のイスラム様式で建造。5000人収容の饗応室...
いずくん‐か【安んか/焉んか】
[副]《「いずくにか」の音変化》どこに…か。「室に入りて問ふ、—ゆくと」〈文鏡秘府論保延点〉
いず‐こうげん【伊豆高原】
静岡県伊豆半島東岸、伊東市南部に広がる高原。東西5キロメートル、南北10キロメートル。南に位置する大室山の溶岩流によってできた台地。北側に一碧(いっぺき)湖、東端に城ヶ崎海岸がある。
いずとうぶ‐かざんぐん【伊豆東部火山群】
伊豆半島東部に密集する溶岩ドーム・スコリア丘・マールなどの火山体や溶岩流、および東方沖の海底火山からなる独立単成火山群。大室山・城ヶ崎海岸・一碧湖・手石海丘など。
いず‐はんとう【伊豆半島】
静岡県東部の半島。富士火山帯に属し、大室(おおむろ)・天城(あまぎ)・達磨(だるま)などの火山や、熱海・伊東・伊豆長岡などの温泉が多い。富士箱根伊豆国立公園の一部。
いせ‐りゅう【伊勢流】
1 武家礼法の一派。室町中期、伊勢貞親・貞宗のころに形成され、江戸時代に伊勢貞丈に至って大成された。 2 ⇒伊勢風(ふう)