やき‐だま【焼(き)玉】
1 銅製の球に火薬を込め、火をつけて敵中に投じるもの。炮録火矢(ほうろくびや)の類。 2 焼き玉機関の、シリンダー頭部にある球形の燃焼室。また、焼き玉機関のこと。
やきだま‐きかん【焼(き)玉機関】
内燃機関の一。焼き玉とよぶ燃焼室を加熱して赤熱状態とし、そこへ重油などの燃料を噴射して点火・爆発させるもの。小型漁船に広く使用された。セミディーゼル機関。焼き玉エンジン。
や‐ぐら【谷倉】
1 谷間の斜面の岩壁に穴をあけて物を貯蔵する所としたもの。いわむろ。 2 鎌倉・室町時代、山腹につくった横穴式の墓。神奈川県鎌倉市付近に多くみられる。塚穴(つかあな)。
やさしいうた【優しい歌】
《原題、(フランス)La bonne chanson》フォーレの歌曲。全9曲。1892年から1894年にかけて作曲。歌詞はベルレーヌの同名の詩集に基づく。ピアノ伴奏版として作曲され、のちに室内楽...
やしま‐でら【屋島寺】
香川県高松市にある真言宗御室派の寺。山号は、南面山。四国八十八箇所第84番札所。天平宝字6年(762)鑑真(がんじん)の創建と伝える。のち、空海が中興。源平合戦にゆかりの品が多く残る。やしまじ。
やすとみき【康富記】
室町中期の権大外記中原康富の日記。応永24年(1417)から康正元年(1455)に至る記事が断続して残り、内容は公家・武家の事のほか多方面にわたる。自筆本が現存。中原康富記。康富御記。
やそしま‐まつり【八十島祭】
平安時代、天皇即位後の大嘗祭(だいじょうさい)の翌年、吉日を選んで使者を摂津の難波津に遣わし、生島神(いくしまのかみ)・足島神(たるしまのかみ)・住吉神(すみのえのかみ)などをまつり、国土の発展...
やそ‐たける【八十梟帥/八十建】
多くの勇敢な族長。「—、其の室に在りて」〈記・中〉
やとい【雇い/傭い】
1 雇うこと。また、雇われた人。「臨時—」 2 官公庁で、臨時に雇われた、官吏の身分をもたない職員。雇員(こいん)。「裁判所の一室に下級の書記や—など卓を囲んで」〈木下尚江・良人の自白〉
やはた‐せいてつじょ【八幡製鉄所】
明治34年(1901)日本初の銑鋼一貫操業を開始した官営製鉄所。昭和9年(1934)半官半民の日本(にほん)製鉄となり、第二次大戦後、過度経済力集中排除法などに基づき八幡製鉄・富士製鉄など4社に...