めん‐す【麺子】
うどん・そうめんなど麺類のこと。「宿に客あり、—をふるまふに行きあひ」〈咄・醒睡笑・五〉
もう‐りょう【魍魎】
山・川・木・石などに宿っている精霊。すだま。「魑魅(ちみ)—」
もがな
[終助]《終助詞「もが」+終助詞「な」から》名詞、形容詞および助動詞「なり」「ず」の連用形、助詞に付く。上の事柄の存在・実現を願う意を表す。…があればいいなあ。…(で)あってほしいなあ。「み吉野...
もくい【黙移】
相馬黒光による自伝的小説。昭和9年(1934)「婦人之友」誌に連載したものに、加筆・増補して昭和11年(1936)に刊行。女学校時代の思い出、「文学界」同人たちの回想、自身の結婚、新宿中村屋の創...
もくず‐がに【藻屑蟹】
イワガニ科のカニ。甲は丸みのある四角形で、甲幅6センチくらい。全体に緑褐色。はさみ脚に長い毛が密に生えている。内湾の砂浜や川沿いの湿地にすみ、川にすむものは秋に海岸まで下って産卵する。肺吸虫の第...
もて‐ゆ・く【持て行く】
[動カ四] 1 持って行く。持参する。「薄色の衣の表を解きて…愛宕(おたぎ)に—・きて」〈古本説話集・上〉 2 (他の動詞の連用形に付いて)しだいに…していく。「やうやう赤み—・くも、なかなか色...
モディファイド‐プラン【modified plan】
ホテルの宿泊料金制度で、2食付きのもの。
ものあら‐がい【物洗貝】
モノアラガイ科の巻き貝。池沼・小川にすみ、水草に付着。貝殻は卵形で殻高約2.5センチ、ごく薄くて淡褐色。殻口は広い。時々水面に浮かび、空気呼吸をする。小形のものはヒメモノアラガイで、ともに肝蛭(...
もの‐う・い【物憂い/懶い】
[形][文]ものう・し[ク] 1 なんとなく心が晴れ晴れしない。だるくておっくうである。「—・い気分」 2 苦しい。つらい。「一夜を明かす程だにも、旅宿(たびね)となれば—・きに」〈太平記・二〉...
もの‐ぐさ【物種】
物事の材料。物事のたねとなるもの。「桜花わが宿にのみありと見ばなき—は思はざらまし」〈拾遺・雑春〉