いおり‐さ・す【庵さす】
[動サ四]庵をつくる。庵を結ぶ。「—・す草の枕にともなひてささの露にも宿る月かな」〈山家集・下〉
いお・る【庵る】
[動ラ四]庵をつくって住む。仮の宿をとる。「筑波峰(つくばね)に—・りて妻なしにわが寝む夜ろははやも明けぬかも」〈常陸風土記〉
い‐かん【衣冠】
1 衣服と冠(かんむり)。 2 衣冠をつけた人。天子・皇帝に仕えている人。 3 束帯よりも略式の装束。束帯から下襲(したがさね)と石帯(せきたい)をはずし、表袴(うえのはかま)を指貫(さしぬき)...
いくの【生野】
兵庫県朝来(あさご)市の地名。銀山があった。もと但馬(たじま)街道の宿場町。 京都府福知山市の地名。[歌枕]「大江山こえて—のすゑ遠み道ある代にもあひにけるかな」〈新古今・賀〉 大阪市東部...
いけだ【池田】
大阪府北西部の市。古代、渡来人漢織(あやはとり)・呉織(くれはとり)が機織り技術を伝えた地といわれ、呉羽里(くれはのさと)とよばれた。江戸時代は能勢街道の市場町。植木や清酒を産し、また住宅地と...
いけぶくろ【池袋】
東京都豊島区のほぼ中央部にある地名。第二次大戦後急速に発展し、副都心の一つとなる。JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、西武池袋線、東武東上線、東京地下鉄(東京メトロ)が集中する。
い‐こん【遺恨】
1 忘れがたい深いうらみ。宿怨(しゅくえん)。「—を晴らす」「—試合」 2 残念に思うこと。「極めたる—の事になん」〈今昔・一二・二三〉
いさお・し【勲し/功し】
[形シク] 1 勇ましい。雄々しい。「里坊(さとまち)の百姓(おほむたから)の清く正しく—・しき者を取りて充てよ」〈孝徳紀〉 2 勤勉である。「其れ如此(これら)の人は皆君に—・しきこと無く」〈...
いしべ【石部】
滋賀県湖南市の地名。もと東海道五十三次の宿駅。古くから石灰を産出した。磯部(いそべ)ともよばれた。
いしやくし【石薬師】
三重県鈴鹿市の地名。もと東海道五十三次の宿駅。石仏の薬師如来をまつる石薬師寺がある。