せい‐ふう【西風】
1 西方から吹いてくる風。にしかぜ。 2 寂しい秋の風。秋風。
せい‐りょう【凄寥】
[ト・タル][文][形動タリ]ものすごく寂しいさま。「—たる光景」
せい‐りょう【凄涼】
[ト・タル][文][形動タリ]ぞっとするほどもの寂しいさま。また、冷ややかなさま。「—たる夜色、人をして日中の苦熱を忘れしむれば」〈竜渓・経国美談〉
せき‐せき【寂寂】
[ト・タル][文][形動タリ]もの寂しいさま。ひっそりとしたさま。じゃくじゃく。「—たる深山幽谷」
せき‐ぜん【寂然】
[ト・タル][文][形動タリ]静かでもの寂しいさま。じゃくねん。「天地は—として静である」〈菊池寛・忠直卿行状記〉
せき‐ばく【寂寞】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 ひっそりとして寂しいさま。じゃくまく。「人居を遠く離れた—たる別世界にも」〈柳田・山の人生〉 2 心が満たされずにもの寂しいさま。じゃくまく。「斯ういう—たる...
せき‐りょう【寂寥】
[名]心が満ち足りず、もの寂しいこと。「—感」「行介は何か淡い—を覚えた」〈山本有三・波〉 [ト・タル][文][形動タリ]ひっそりとしてもの寂しいさま。「—とした冬景色」
せき‐れき【淅瀝】
[ト・タル][文][形動タリ]哀れで寂しいさま。また、風雨や葉の落ちる音のもの寂しいさま。「—と降り頻った霖雨が霽(は)れ」〈嘉村・秋立つまで〉
ぜん‐の‐つとめ【禅の勤め】
歌舞伎下座音楽の一。銅羅(どら)と大太鼓で奏する鳴り物で、寺院や寂しい土手の場面などに用いる。禅囃子(ぜんばやし)。ぜんづと。
つれ‐づれ【徒然】
《「連(つ)れ連(づ)れ」の意》 [名・形動] 1 することがなくて退屈なこと。また、そのさま。手持ちぶさた。「読書をして病床の—をまぎらわす」「—な舟の中は人々の雑談で持切った」〈藤村・破戒...