物(もの)言(い)えば唇(くちびる)寒(さむ)し秋(あき)の風(かぜ)
《芭蕉の句から》人の短所を言ったあとは、後味が悪く、寂しい気持ちがする。転じて、何事につけても余計なことを言うと、災いを招くということ。
らく‐さく【落索】
《落ちぶれた、物寂しい、の意から》 1 酒食の残り物。また、それを飲食すること。「—ヲフルマウ」〈日葡〉 2 行事などの後の慰労の宴。「酒田楽を取り出して、—に呑み掛けうか」〈浄・武士鑑〉
らく‐ばく【落莫】
[ト・タル][文][形動タリ]もの寂しいさま。寂寞(せきばく)。「彼に与えられたものは畢竟—とした孤独だった」〈芥川・大導寺信輔の半生〉
らく‐らく【落落】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 度量が大きくてこだわらないさま。「幸に胆勇—たるアゼシラウス王の在る有て」〈竜渓・経国美談〉 2 物が落ちたり倒れたりしているさま。「無数の岩が—として其処(...
りょう【寥】
[音]リョウ(レウ)(呉)(漢) 1 空虚でもの寂しい。「寥寥/荒寥・寂寥」 2 がらんとして広い。「寥廓」
りょう【涼】
[常用漢字] [音]リョウ(リャウ)(漢) ロウ(ラウ)(呉) [訓]すずしい すずむ 1 すずしい。「涼気・涼風・涼味/秋涼・新涼・清涼・爽涼(そうりょう)・納涼・冷涼」 2 冷え冷えとして寂...
りょう‐りょう【寥寥】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 ひっそりとしてもの寂しいさま。また、空虚なさま。「—たる荒れ野」 2 数の非常に少ないさま。「国中には有志者の員数、日に—として」〈竜渓・経国美談〉