よ・せる【寄せる】
[動サ下一][文]よ・す[サ下二] 1 近づく。寄る。また、攻めて近くに迫る。「波が岸辺に—・せる」「敵勢が—・せて来る」 2 (普通「よせてもらう」「よせていただく」の形で)訪問する意のへりく...
よばい【夜這い/婚い】
《「呼ばう」の連用形から》 1 夜、恋人のもとへ忍んで通うこと。特に、男が女の寝所に忍び入って情を通じること。 2 結婚を求めて言い寄ること。求婚すること。「—にあり通はせ」〈記・上・歌謡〉
よばい‐びと【婚ひ人】
求婚する人。言い寄る人。「その—どもを呼びにやりて」〈大和・一四七〉
よば・う【呼ばう/喚ばう】
[動ワ五(ハ四)]《動詞「よ(呼)ぶ」の未然形+接尾語「ふ」から》 1 呼びつづける。何回も呼ぶ。「『行徳!』と—・って入って来て勝手口へ荷をおろす出入の魚屋の声も」〈藤村・桜の実の熟する時〉 ...
よら・し【宜し/良らし】
[形シク]《動詞「寄る」の形容詞化。近寄りたくなるようなさま、が原義》好ましい。「石椎いもち今撃たば—・し」〈記・中・歌謡〉
より‐あい【寄(り)合(い)】
1 人が集まること。ある目的をもって集まること。また、その集まり。会合。集会。「同業者の—がある」 2 種々雑多なものの集まり。「—世帯」 3 相撲で、双方の力士がたがいに寄ること。 4 中世・...
より‐そ・う【寄(り)添う】
[動ワ五(ハ四)] 1 もたれかかるように、そばへ寄る。「—・って歩く」 2 相手の気持ちを思いやって支える。「被災者に—・った政策」
より‐つき【寄(り)付き】
1 よりつくこと。そば近くへ寄ること。「兎に角に—を好くするこそ緊要なれ」〈福沢・学問のすゝめ〉 2 入ってすぐの部屋。 3 庭園などに設けられた簡単な休み場所。 4 茶の湯で、待ち合い3の異称...
より‐みち【寄(り)道】
[名](スル)目的地へ行く途中で、他の所へ立ち寄ること。また、回り道して立ち寄ること。「—して帰る」
よ・る【因る/拠る/由る/依る】
[動ラ五(四)]《「寄る」と同語源》 1 (因る・由る)それを原因とする。起因する。「濃霧に—・る欠航」「成功は市民の協力に—・る」 2 (依る)物事の性質や内容などに関係する。応じる。従う。「...