あだ【仇/寇】
《室町時代までは「あた」》 1 仕返しをしようと思う相手。敵。かたき。「親の—を討つ」 2 恨みに思って仕返しをすること。また、その恨み。「恩を—で返す」 3 害をなすもの。危害。「親切のつもり...
あだ・する【仇する/寇する】
[動サ変][文]あだ・す[サ変]《「あたする」とも》 1 害を及ぼす。また、損なう。「人に—・する猿」「罪なきを—・すれば、忽ちに現罰あるか」〈開目鈔〉 2 敵対する。また、攻め入る。「こは—・...
こう【寇】
[音]コウ(漢) [訓]あた あだ あだする 1 外から侵入して害を加える賊。「外寇・元寇・倭寇(わこう)」 2 外から攻めこむ。あだする。「侵寇・入寇・来寇」
こう‐しゅう【寇讐】
敵。かたき。「烈士は扼腕空しく—の手に委し」〈東海散士・佳人之奇遇〉
こう・する【寇する】
[動サ変][文]こう・す[サ変]侵入して荒らす。侵略する。「蒙古(もうこ)の西海に—・するや」〈服部誠一・東京新繁昌記〉
こう‐とう【寇盗】
乱暴を働いたり盗み取ったりすること。また、その人。
こう‐りゃく【寇掠】
[名](スル)他国に攻め入って、財貨などを奪い取ること。