ふじ
日本の第二代南極観測船。昭和40年(1965)、初代宗谷に続いて第七次から第二十四次の観測に従事。船尾部にヘリコプターの発着甲板と格納庫を備える。退役後は名古屋港で南極観測に関する博物館として利...
ふじ
リンゴの一品種。国光とデリシャスの交配により作り出された。甘味が強く歯ごたえがよい。 [補説]船舶名別項。→ふじ
ふじ【富士】
「富士山」の略。「一—二鷹(たか)三茄子(なすび)」 静岡県東部、富士山南麓にある市。駿河湾に面し、田子の浦港がある。パルプ・製紙などの工業が盛ん。平成20年(2008)に富士川町を編入。人...
ふじ‐あざみ【富士薊】
キク科の多年草。山中の砂礫(されき)地に生え、特に、富士山周辺に多い。高さ約1メートル。全体に太く大形で、葉は羽状に裂けて、多くのとげがあり、白い毛が生えている。秋、径10センチもある紫色の頭状...
ふじ‐かざんたい【富士火山帯】
新潟県西部の焼山・妙高山から八ヶ岳・富士山、伊豆七島の諸火山を経て、マリアナ諸島に連なる火山帯。
ふじ‐かわ【富士川】
山梨県北西部を流れる釜無(かまなし)川と、同県北東部を流れる笛吹川が甲府盆地で合流し、富士山の西側を南流して駿河湾に注ぐ川。最上川・球磨川とともに日本三大急流の一。長さ128キロ。
ふじかわ‐の‐たたかい【富士川の戦い】
治承4年(1180)源頼朝の軍と、追討のため京都から下向した平維盛(たいらのこれもり)らの軍が、富士川を挟んで行った合戦。平氏軍は水鳥の羽音を敵の襲来と誤認して敗走したという。
ふじ‐きゅうこう【富士急行】
山梨県と静岡県に鉄道・バス路線をもつ鉄道会社。大正15年(1926)富士山麓電鉄として開業し、鉄道は富士急行線と岳南鉄道線の2路線をもつ。富士急。
ふじ‐ぎぬ【富士絹/不二絹】
絹紡糸を用いた平織りの絹織物。広幅で無地染めや捺染(なっせん)をして、裾回し・長襦袢(ながジユバン)地・洋服地などに用いる。明治末期、富士瓦斯(ガス)紡績会社が創製したところからの名称。
ふじ‐こう【富士講】
富士山を信仰する農民・職人・商人で組織された講社。富士山登拝を行う。浅間講(せんげんこう)ともいい、江戸時代後半に盛行。明治以後は扶桑教・実行教などとなった。《季 夏》→富士塚