ふう‐き【富貴】
[名・形動]金持ちで、かつ地位や身分が高いこと。また、そのさま。ふっき。「—になる」「—な(の)生まれ」⇔貧賤(ひんせん)。
ふうき‐ぐさ【富貴草】
牡丹(ぼたん)の別名。
富貴(ふうき)なる者(もの)は人(ひと)を送(おく)るに財(ざい)を以(もっ)てし仁人(じんじん)は人(ひと)を送(おく)るに言(げん)を以(もっ)てす
《「史記」孔子世家から》金持ちは人を送別するときには、はなむけとして金銭を贈るが、仁徳の者は、その人のためになるよい言葉を贈る。孔子が老子を訪ねたとき、帰りぎわに老子から贈られた言葉。
富貴(ふうき)にして善(ぜん)をなし易(やす)く貧賤(ひんせん)にして功(こう)をなし難(がた)し
生活に余裕のある者は善行を行うことも容易であるが、貧乏だと物事を成し遂げることもむずかしい。
ふえいよう‐か【富栄養化】
湖沼・内湾などに、地表水等の流入により燐(りん)・窒素などの栄養物質が蓄積すること。限度を超えるとプランクトンが異常繁殖して汚染や腐水化が起こる。
ふえいよう‐こ【富栄養湖】
湖沼型の一。水中の栄養物質が豊富でプランクトンが多く、生物生産力の大きい湖。水は黄緑色で、透明度は5メートル以下となる。霞ヶ浦・諏訪湖など。→貧栄養湖
ふ‐か【富家】
財産家。金持ち。ふうか。⇔貧家。
ふか‐ど【富化度】
原子炉の核燃料における、核分裂性核種の割合。特にプルトニウムとウランを混合したMOX燃料のうち、プルトニウムの量を燃料の全量で割った値をプルトニウム富化度(Pu富化度)という。
ふ‐がく【富岳/富嶽】
富士山の異称。「—百景」
(富岳)理化学研究所と富士通が、京(けい)の後継機として開発したスーパーコンピューター。高い電力効率と京の100倍の実行性能を目指す。理化学研究所計算科学研究機構(...
ふがくさんじゅうろっけい【富嶽三十六景】
江戸後期の錦絵(にしきえ)。葛飾北斎作。全46図。浮世絵に風景画の分野を開く。