はだ‐さむ・い【肌寒い/膚寒い】
[形][文]はださむ・し[ク]《「はだざむい」とも》 1 肌に寒さを感じるさま。「—・い一日」《季 秋》 2 恐ろしさなどにぞっとするさま。「残虐さに—・いものを感じる」
肌(はだ)に粟(あわ)を生(しょう)・じる
恐ろしさや寒さのために皮膚に粟粒のようなぼつぼつができる。鳥肌が立つ。
はつ‐ふどう【初不動】
その年最初の不動尊の縁日。1月28日。《季 新年》「正月の末の寒さや—/万太郎」
歯(は)の根(ね)が合(あ)わ◦ない
寒さや恐ろしさのためにひどくふるえる。「事故のショックで—◦ない」
はる‐ごたつ【春炬燵】
春になっても、まだ寒さが残っているためにしまわないで使っているこたつ。《季 春》「書を置いて開かずにある—/虚子」
はる‐さむ【春寒】
立春を過ぎてぶり返す寒さ。しゅんかん。《季 春》「—やお滝様とて竹の奥/茅舎」
ひえ‐い・る【冷え入る】
[動ラ四] 1 寒さが身にしみとおる。冷えきる。「雪の降りたりし暁に立ちやすらひて、わが身も—・るやうにおぼえて」〈源・幻〉 2 体温がなくなる。生気が失せる。「ただ冷えに—・りて、息はとく絶え...
ひえ‐こみ【冷え込み】
気温がひどく下がること。寒さが強くなること。「朝夕の—が厳しくなる」
ひえ‐こ・む【冷え込む】
[動マ五(四)] 1 気温がひどく下がる。寒さが厳しくなる。「朝方はかなり—・む」 2 からだの中まで冷えてしまう。「—・んで風邪をひく」 3 活気などがなくなる。関係がひどく悪くなる。「景気が...
ひ‐かん【避寒】
[名](スル)冬の寒さを避けるために、一時暖かい土地へ移ること。《季 冬》「あをうみの暁はやき—かな/草城」