すぎ‐のり【杉海苔】
スギノリ科の紅藻。干潮線付近の岩上につき、長さ5〜12センチ。不規則に多くの枝に分かれ、先はとがる。糊(のり)や寒天の原料にする。
すっぽん‐たけ【鼈茸】
スッポンタケ科のキノコ。夏から秋に山野の地上に生える。丸く卵大で、熟すと白い寒天質の殻を破って中空の柄が伸び、高さ10〜15センチになる。傘は釣り鐘状で表面に暗緑色の粘液があり、悪臭を放つ。
ゼリー【jelly】
《「ジェリー」とも》 1 ゼラチン・寒天・ペクチンなどの凝固する性質を利用して材料を固めた冷菓や冷製料理。ジュレ。《季 夏》「うす茜ワイン—は溶くるがに/草城」 2 肉汁などの煮こごり。 3 コ...
ぞう‐くらげ【象水母】
軟体動物門腹足綱ゾウクラゲ科の巻き貝。クラゲの名が付くが、腔腸動物のクラゲではなく、体が透明な寒天質で海中を泳ぐところから名付けられた。体は細長く、体長約40センチ。背の中央に3センチほどの烏帽...
たこ‐くらげ【蛸水母/章魚水母】
鉢クラゲ綱タコクラゲ科の腔腸(こうちょう)動物。傘は半球形で直径約20センチ、寒天質中に共生する藻類のため褐色をしていることが多い。下面にある口のまわりから8本の口腕が垂れ、その先に棒状の付属器...
チア‐シード【chia seed】
シソ科の一年草、チアの種子。1〜2ミリの楕円形で、食用。栄養価が高く、水につけると膨らみ、寒天様の粘液に包まれる。飲料に混ぜるほか、食材としても用いられる。
ちの【茅野】
長野県中部の市。諏訪湖の南東にあり、蓼科(たてしな)山南西麓を占める観光地。寒天の製造が盛ん。人口5.6万(2010)。
てん‐ぐさ【天草】
テングサ科の紅藻。干潮線以下の岩に生える。10〜15センチの平たい線状で、堅く、細かく羽状に分枝し、暗紅色。古くからところてん・寒天の材料にされる。寒天の材料になるテングサ科の紅藻にはヒラクサ・...
ところ‐てん【心太/瓊脂】
海藻のテングサを煮て寒天質をこし、型に流し込んで冷やし固めた食品。ところてん突きで突き出してひも状にし、酢醤油・二杯酢などをかけて食べる。夏の味覚とされる。《季 夏》
とのさま‐がえる【殿様蛙】
アカガエル科のカエル。体長5〜9センチ。背面は緑色ないし褐色で黒色斑紋があり、背の中央を黄色の線が走る。腹面は白または淡黄色。5〜8月に水田や池に寒天質の大きな卵塊を産む。金線蛙(きんせんがえる)。