かん‐こう【寛宏】
[名・形動]心が広いこと。寛大。「この生意気な娘に対しても、等しく—な無頓着な態度を」〈谷崎・神童〉
かん‐こう【寛弘】
[名・形動]広いこと。特に、心や度量が広いこと。また、そのさま。寛大。「—にして偏曲ならざる人」〈中村訳・西国立志編〉
かんじん‐たいど【寛仁大度】
寛大で情け深く、度量の大きいこと。
かん‐てん【寛典】
情けある取り扱い。また、寛大な法的な処置。「—に浴する」
かん‐ゆう【寛宥】
寛大な気持ちで罪過を許すこと。「かの卿(きゃう)を—せらるべきなり」〈平家・一〇〉
し‐ちょう【弛張】
[名](スル) 1 ゆるむことと張ること。「音の高低や—につれて」〈寅彦・春寒〉 2 寛大にすることと厳格にすること。「—よろしきを得た政治」
じゅん‐けい【閏刑】
武士・僧侶など特定の身分の者、または婦女・老幼者・身障者などに対して、本刑の代わりに科した寛大な刑。律令制のもとでは、官吏の免官、僧侶の還俗(げんぞく)など。江戸時代には、武士の閉門、婦女の剃髪...
じょうじょう‐しょうにん【情状証人】
刑事事件の裁判で、刑の量定にあたって斟酌(しんしゃく)すべき事情を述べるために公判廷に出廷する証人。弁護側の場合、被告人の家族や知人などが寛大な処分を求めて被告人に有利な事情を述べ、検察側の場合...
だい【大】
[音]ダイ(呉) タイ(漢) [訓]おお おおきい おおいに [学習漢字]1年 〈ダイ〉 1 形・数量・規模などがおおきい。「大小・大胆・大地・大仏/遠大・過大・拡大・寛大・巨大・強大・広大・...
つけ‐あが・る【付(け)上(が)る】
[動ラ五(四)]相手が寛大なのをいいことにして、わがままを言ったり、思いあがったことをしたりする。「—・ってあれこれ注文をつける」