て‐ごころ【手心】
1 状況に応じて加減すること。考慮して寛大に扱うこと。手加減。 2 経験して得た感触が手先などに残っていること。また、身についた技。「切れ口—は良けれども」〈浄・今国性爺〉
手心(てごころ)を加(くわ)・える
手加減をする。寛大に扱う。「採点に—・える」「処分に—・える」
トレランス【tolerance】
(他に対する)寛容さ。寛大。また、公平さ。許容度。
なだ・める【宥める】
[動マ下一][文]なだ・む[マ下二] 1 怒りや不満などをやわらげ静める。事が荒だたないようにとりなす。「泣く子を—・める」「—・めてもすかしても聞き入れない」 2 罪などに対して寛大な処置をと...
ヌオボ‐じょう【ヌオボ城】
《Castel Nuovo》イタリア南部、カンパニア州の都市ナポリにあるルネサンス様式の城。イタリア語で「新しい城」を意味し、卵城と区別するために命名された。13世紀にアンジュー家のナポリ王カル...
ひろ・い【広い/宏い/弘い】
[形][文]ひろ・し[ク] 1 面積が大きい。空間に余裕がある。「—・い部屋」「—・い野原」⇔狭い。 2 間隔に余裕がある。幅が大きい。「—・い道路」「出口が—・い」⇔狭い。 3 (「博い」とも...
ほ‐べん【蒲鞭】
ガマの穂のむち。中国漢代の甲陽の太子劉寛が罪人を打つのに用い、辱めを与えるだけで痛くなかったところから、寛大な政治をいう。
身(み)自(みずか)ら厚(あつ)くして薄(うす)く人(ひと)を責(せ)むれば則(すなわ)ち怨(うら)みに遠(とお)ざかる
《「論語」衛霊公から》人は自己を責めるときはきびしく、他人の過失を責めるときは寛大であれば、怨みを受けることが少ない。
もはんしょうせつしゅう【模範小説集】
《原題、(スペイン)Novelas ejemplares》セルバンテスの小説集。1613年刊。「犬の会話」「ジプシー娘」「寛大な恋人」など、全12作の教訓的な中・短編小説からなる。
ゆう‐じょ【宥恕】
[名](スル)寛大な心で罪を許すこと。「御—を請う」「先方の過失を—する」