有(あ)る時(とき)払(ばら)いの催促(さいそく)なし
借金の返済について、お金の余裕があるときに返せばよく、催促もいっさいしないということ。最も寛大な返済条件をいう。
いっちょう‐いっし【一張一弛】
《「礼記」雑記下から》弓の弦を張ったりゆるめたりするように、気持ちをひきしめたりゆるめたりすること。厳格さと寛大さを交互に示すこと。また、盛んになったり衰えたりすること。
おお‐め【大目】
[名・形動] 1 大きい目。 2 200匁(750グラム)を1斤とする量り方。 3 細部にこだわらず大ざっぱに見ること。寛大に扱うこと。また、そのさま。「如何に優しい—な政府でも」〈福沢・福翁自伝〉
大目(おおめ)に◦見(み)る
人の過失や悪いところなどを厳しくとがめず寛大に扱う。「多少の失敗は—◦見る」
おん‐じょう【温情】
あたたかみのある優しい心。思いやりのある寛大な心。「—のこもった言葉」
おんじょう‐しゅぎ【温情主義】
1 あたたかく寛大な心で接しようとする考え方。 2 企業経営で、従業員へ温情を施すことで不満を抑え、相互の関係を平穏に維持していこうとする考え方。
かん【寛】
[常用漢字] [音]カン(クヮン)(呉)(漢) [訓]ひろい ゆるやか くつろぐ 1 スペースがゆったりと広い。「寛闊(かんかつ)/褐寛博(かつかんぱく)」 2 気持ちにゆとりがある。心が広い。...
かん‐か【寛仮】
[名](スル)人の罪や欠点などを寛大に扱って、とがめだてをしないこと。「先生を愚弄する様な軽薄な生徒を—しては」〈漱石・坊っちゃん〉
かん‐けい【寛刑】
寛大な刑罰。⇔厳刑。
かん‐げん【寛厳】
寛大なことと厳格なこと。「—よろしきを得る」