ね‐おどろ・く【寝驚く】
[動カ四]眠っていてふと目が覚める。「夜中…児(ちご)—・きて」〈今昔・二六・五〉
ね‐おび・る【寝おびる】
[動ラ下二]睡眠中に恐ろしい夢などをみておびえて目覚める。また、寝ぼける。「三つばかりなる稚児の—・れてうちしはぶきたるも、いとうつくし」〈枕・一二〇〉
ねおんぎょく【寝音曲】
狂言。謡を所望された太郎冠者が、ひざまくらでしかうたえないと言うので、主人はひざを貸すが、起こしたり寝かせたりするうちにうたう場を取り違える。古称「寝声(ねごえ)」。
ねかし‐つ・ける【寝かし付ける】
[動カ下一][文]ねかしつ・く[カ下二]寝つくようにする。特に、子供などを眠らせる。「泣く子をあやして—・ける」
ねかし‐もの【寝かし物】
売れ行きが悪く、手もとに長くおいてある商品。
ね‐か・す【寝かす】
[動サ五(四)] 1 眠りにつかせる。寝つくようにする。「赤ん坊を—・す」 2 からだを横たえさせる。「患者をベッドに—・す」 3 縦のものを横にする。横に倒す。「ロッカーを—・して運び込む」...
ねか・せる【寝かせる】
[動サ下一][文]ねか・す[サ下二]「寝かす」に同じ。「起きるまで—・せておこう」「パンの生地を—・せる」
ね‐かん【寝棺】
《「ねがん」とも》死体をあおむけに寝かせたまま納める棺。→座棺
ね‐がえり【寝返り】
1 寝たままからだの向きを変えること。 2 味方を裏切って敵方につくこと。「同志の—を恐れる」
寝返(ねがえ)りを打(う)・つ
1 寝返り1をする。寝たままからだの向きを変える。 2 寝返り2をする。味方を裏切って敵方につく。「—・って相手方に走る」