りょうぎ‐せい【両義性】
一つの事柄が相反する二つの意味を持っていること。対立する二つの解釈が、その事柄についてともに成り立つこと。
りょう‐せつ【両説】
二つの説。対立する二つの論説。「新旧—」
るす‐せいふ【留守政府】
岩倉使節団派遣中、明治4年(1871)から明治6年(1873)にかけての明治政府。太政大臣三条実美を筆頭に西郷隆盛・井上馨・大隈重信らが主導したが、内部での対立や帰国した使節団との対立が起こった...
れいじょうジュリー【令嬢ジュリー】
《原題、(スウェーデン)Fröken Julie》ストリンドベリの戯曲。一幕。1888年作。伯爵令嬢ジュリーと召使いジャンとの関係を描き、男女の相克、階級的対立などの問題を浮き彫りにした自然主義...
れい‐せん【冷戦】
《cold war》武力は用いないが、激しく対立・抗争する国際的な緊張状態。第二次大戦後の米・ソ二大陣営の厳しい対立を表した語。人間関係などに用いる場合もある。冷たい戦争。 [補説]顕在化したの...
れいぜい【冷泉】
藤原氏の一族、御子左家(みこひだりけ)から分かれた歌道師範家の一。藤原為家の子為相(ためすけ)を祖とする。その比較的自由な歌風は京極家に近く、保守的な二条家と対立した。のちに上冷泉・下冷泉の両家...
ろうどう‐もんだい【労働問題】
資本主義社会における労使の対立から生じる諸種の社会問題。
ろくじょう‐け【六条家】
平安末期から鎌倉初期にかけて栄えた和歌の家系。京都六条烏丸に住んだ藤原顕季(ふじわらのあきすえ)を祖とし、顕輔(あきすけ)・清輔・顕昭(けんしょう)などすぐれた歌人・歌学者を出した。趣向を重んじ...
ろっぴゃくばんちんじょう【六百番陳状】
鎌倉初期の歌論書。1巻。顕昭(けんしょう)著。六百番歌合における藤原俊成の判詞に異見を述べたもの。御子左(みこひだり)家(俊成)と六条家(顕昭)との対立を背景として、歌論史上、重要な資料。顕昭陳状。
ろふつ‐どうめい【露仏同盟】
1891年から1894年にかけてロシアとフランスとの間に結ばれた政治・軍事同盟。秘密条約で、初めの対ドイツ防衛同盟の性格から発展し、1894年軍事協約となり、イギリスが加わって三国協商をなし、三...