ちんじゅふ‐しょうぐん【鎮守府将軍】
鎮守府1の長官。多くは陸奥守(むつのかみ)が兼任した。鎮守将軍。
ちんぜい‐ふ【鎮西府】
1 天平15年(743)大宰府を改称して設けられた九州統督の役所。天平17年(745)には再び大宰府に復した。将軍・副将軍・判官・主典などの職員が置かれた。 2 大宰府の異称。
ちんとう‐しょうぐん【鎮東将軍】
1 奈良時代、東国の蝦夷(えぞ)を征討するために派遣された軍隊の指揮官。 2 鎮守府将軍の唐名。
つかい‐ばん【使い番】
1 使い走りをする者。「妾宅の—迄させるんだものなあ」〈木下尚江・良人の自白〉 2 安土桃山時代、戦時に伝令・巡察などに当たった者。使い役。 3 江戸幕府の職名。若年寄の支配に属し、戦時には陣中...
つぼね【局】
1 宮中や貴人の邸宅で、そこに仕える女性の居室として仕切った部屋。また、大きな建物の中を臨時に仕切ってつくった部屋。曹司(ぞうし)。「ある御達の—の前を渡りけるに」〈伊勢・三一〉 2 ㋐1を与え...
つめ‐しゅう【詰衆】
1 室町時代、当番で毎夜将軍のそばに詰めた者。 2 江戸時代、雁(かり)の間詰めの譜代大名から選ばれて将軍に近侍した者。
つるがおか‐しゃさん【鶴岡社参】
鎌倉時代、将軍が鶴岡八幡宮に参拝したこと。
つる‐の‐おなり【鶴の御成】
江戸幕府の年中行事の一。毎年寒入り後、将軍が三河島・小松川・品川・目黒などの鶴の飼い付け場で行った鷹狩り。
つる‐の‐ほうちょう【鶴の庖丁】
江戸時代、正月17日に、将軍から朝廷に献上した鶴を、清涼殿で料理した儀式。料理人が衣冠を正し、故実により調理した。
てい‐ちゅう【庭中】
1 にわのなか。庭内。 2 中世の訴訟における過誤救済制度の一。訴訟担当奉行の不正や書類の紛失など、手続き上の不備を訴えること。また、のちには将軍への直訴をいう。