はっ‐けん【発遣】
[名](スル)差し向けて行かせること。使者などを派遣すること。「崇神天皇の大御世に四道将軍を—し給へり」〈吉岡徳明・開化本論〉
はっ‐さく【八朔】
1 陰暦の八月朔日(ついたち)のこと。また、その日に行われる行事。農家ではその年の新穀を日ごろ世話になっている人に贈って祝った。町家でもこの風を受けて互いに贈り物をし、祝賀の意を表した。また、徳...
はっしょう‐じん【八将神】
陰陽道(おんようどう)で、方位の吉凶をつかさどるという八神。太歳(たいさい)・大将軍・大陰(だいおん)・歳刑(さいきょう)・歳破(さいは)・歳殺(さいせつ)・黄幡(おうばん)・豹尾(ひょうび)。...
はな‐の‐ごしょ【花の御所】
《庭園に多くの名花を植えたところから》足利将軍家の邸宅。花亭。花営。→室町殿(むろまちどの)
はん‐そく【反側】
[名](スル) 1 寝返りを打つこと。→輾転(てんてん)反側 2 そむくこと。寝返ること。「今鎮守府将軍を置き、其—を安んず如何」〈公議所日誌・一七〉
はん‐はじめ【判始め】
1 室町時代、将軍が就任して初めて御教書(みぎょうしょ)に花押(かおう)を署した儀式。御判始め。 2 江戸幕府年中行事の一。正月3日、営中で老中の首席から順次に花押を自署した政務始めの儀式。御判始め。
はん‐もつ【判物】
室町時代以降、将軍・大名などが所領安堵(あんど)などを行う際に花押を署して下達した文書。江戸時代には朱印状・黒印状より権威のあるものとされた。御判物。
ばく‐か【幕下】
1 張りめぐらした幕の中。陣営。 2 近衛大将の唐名。 3 将軍の異称。 4 将軍の配下の者。また、家来。手下。
ばく‐しん【幕臣】
幕府の臣下。旗本・御家人など、将軍直属の家臣。
ばくはん‐たいせい【幕藩体制】
江戸時代、幕府とその配下にある藩とを統治機構とした封建的支配体制。将軍を頂点とする中央集権体制で、領主が農民から年貢を徴収する制度から成り立っている。