ひいらぎ【柊/疼木】
1 モクセイ科の常緑小高木。山地に自生。葉は卵形で厚く、縁にとげ状のぎざぎざをもち、対生する。雌雄異株。10、11月ごろ、香りのある白色の小花を密生し、楕円形で黒紫色の実を結ぶ。生け垣や庭木とさ...
ひげ‐ぜんまい【髯発条】
金属の細長い薄板を巻いた、ごく小さなぜんまい。
ひざら‐がい【火皿貝/石鼈/膝皿貝】
1 多板綱の軟体動物の総称。体は小判形で、背面中央に8枚の殻が縦に並び、周縁は固い肉帯で覆われる。目・触角はない。すべて海産で、沿岸の岩礁上に付着する。じいがせ。 2 多板綱の一種。潮間帯の岩礁...
ひじ‐つき【肘突き】
机などの上に置いて、肘をつくときに敷く、小さなふとん。肘布団(ひじぶとん)。
ひたい‐つき【額突き/額月】
1 「月代(さかやき)」に同じ。「—の跡もってのほかにさがりたれば」〈太平記・二一〉 2 《形が1に似るところから》常の御所や居間の壁などの中央に設けた小さな出入り口。上部を半月形にしてある。「...
ひ‐だま【火玉】
1 小さな火のかたまり。特に、キセルの火皿に残った火のかたまり。「灰吹きに—を落とす」 2 空中を飛ぶ球状の怪火。火の玉。
ひっ‐てん【筆覘】
墨を含ませる前に、筆先をひたしてやわらげるための水を入れておく小さな器。
ひな‐の‐しゃくじょう【雛の錫杖】
ヒナノシャクジョウ科の多年生の菌従属栄養植物。本州中部地方の暗い森林に自生。地下茎は小さな塊状。葉緑素を欠き、白色で、高さ3〜15センチ。葉は鱗片(りんぺん)状。夏、茎の先に白い筒状の花が集まっ...
ひふき‐だけ【火吹き竹】
火を吹きおこすのに用いる竹筒。一端に節を残して小さな穴をあけてあり、そこから息を吹き入れる。《季 冬》
ひめ‐むかしよもぎ【姫昔蓬】
キク科の越年草。荒れ地などでみられ、高さ約1.5メートル。全体に毛があり、茎は直立し、葉は細長い。8〜10月、淡緑色の小さな頭状花を多数つける。北アメリカの原産で、明治初めに渡来、鉄道線路などに...