こごめ‐ぐさ【小米草】
ハマウツボ科の一年草。山地の草原に生え、高さ10〜20センチ。葉は卵形。夏、白い小花をつける。いぶきこごめぐさ。
こごめ‐ざくら【小米桜】
ユキヤナギの別名。シジミバナをいうこともある。《季 春》
こごめ‐ばな【小米花】
1 シジミバナの別名。 2 ユキヤナギの別名。《季 春》
こごめ‐びな【小米雛】
三重県山田地方で作られた、高さ1.5センチくらいの紙雛。3月3日の飾り、また、女児の遊びに使われた。
こごめ‐やなぎ【小米柳】
ユキヤナギの別名。
こごめ‐ゆき【小米雪】
小米の粒のように細かく、さらさらと降る雪。粉雪。
こ‐さい【小才】
《「こざい」とも》その場に合わせて、うまく始末をつける能力。「—が利く」
こ‐さいばり【小前張】
神楽歌の前張の後半部分。前半の大前張(おおさいばり)より一段と民謡的、通俗的。今日知られるのは、薦枕(こもまくら)・篠波(ささなみ)など9曲。⇔大前張。
こさか‐こうざん【小坂鉱山】
秋田県北東部、鹿角郡小坂町にある銅鉱山。黒鉱(くろこう)鉱床で、もと、南部藩が経営。
こ‐さき【小前/小前駆】
殿上人(てんじょうびと)が通行の際、先払いが警蹕(けいひつ)の声を短く引くこと。「殿上人のは短ければ、大前(おほさき)—とつけて聞きさわぐ」〈枕・七八〉