す‐はだ【素肌/素膚】
1 むき出しの肌。化粧したり衣類をつけたりしていない肌。「—のきれいな人」「浴衣を—にじかに着る」 2 甲冑(かっちゅう)などを身につけていないこと。「その矢…—なる身に少しも立たずして」〈太平...
すりこ‐ぎ【擂り粉木/摺り子木】
1 すり鉢で、物をするのに用いる棒。サンショウの木が良材とされる。れんぎ。あたりぎ。すりぎ。 2 《すりこぎは、使うに従って短くなるところから》少しも進歩せず、かえってだんだん退歩する人をあざけ...
ずだい
[副] 1 もともと。元来。「—気の短い旦那殿」〈根無草・後・一〉 2 (多く、打消しの語を伴って用いる)少しも。全然。まったく。「商売向きは家来まかせに—かまはず」〈洒・無頼通説法〉
ずん‐ど
[副]《日葡辞書では「づんど」と表記》 1 動作を勢いよくすばやくするさま。さっと。「肩を—躍り越えてぞ戦ひける」〈平家・四〉 2 程度の差がいちじるしいさま。ずっと。「是等は—上代の事にして」...
せい‐かく【正確】
[名・形動]正しく確かなこと。事実と合っていて少しもまちがいのないこと。また、そのさま。「—を期する」「—な時刻を報ずる」「事実を—に記録する」 [派生]せいかくさ[名]
せき‐せい【赤誠】
少しもうそや偽りのない心。ひたすら真心をもって接する心。「国に—を尽くす」
ぜん‐ぜん【全然】
[ト・タル][文][形動タリ]余すところのないさま。まったくそうであるさま。「—たるスパルタ国の属邦にあらずと雖も」〈竜渓・経国美談〉 [副] 1 (あとに打消しの語や否定的な表現を伴って)...
善(ぜん)に従(したが)うこと流(なが)るるが如(ごと)し
《「春秋左伝」昭公一三年から》善と知れば、それに従うことが少しも滞ることなく速やかであること。
そっと‐も
[副]少しも。ちっとも。あとに打消しの語を伴って用いる。「—苦しうござりませぬ」〈咄・鹿の子餅〉
備(そな)え有(あ)れば患(うれ)い無(な)し
万一に備えて、あらかじめ準備をしておけば、事が起こっても少しも心配事がない。備えあれば憂えなし。