ことば‐じり【言葉尻/言葉後】
1 言葉の終わりの部分。語尾。「—を濁す」 2 他人の言いそこなった部分。失言の箇所。「—をとらえる」
ごぼう‐じり【牛蒡尻】
犬や猫の尾の短いもの。
さい‐じり【賽尻/才尻】
三味線の撥(ばち)の、手に持つほうの四角い部分。ばちじり。
さいふ‐じり【財布尻】
財布の底。また、財布の中に残った金銭。「まして—を握っていて見れば」〈紅葉・二人女房〉
さや‐じり【鞘尻】
刀の鞘の末端。鐺(こじり)。
しお‐じり【塩尻】
1 塩田で砂を円錐形に盛り上げたもの。これに海水を注ぎ、天日に乾かして塩分を付着させる。「なりは—のやうになむありける」〈伊勢・九〉 2 家計。財政。「いつしか—がつまらぬやうになりて、家屋敷も...
しおじり【塩尻】
長野県中央部の市。もと中山道の宿場町。中央本線と篠ノ井線の交点。ワインの製造・精密工業が行われる。人口6.8万(2010)。
しおじり【塩尻】
江戸中期の随筆。天野信景(あまのさだかげ)著。元禄10年(1697)ごろから享保18年(1733)までに執筆。現存は170巻余。歴史・地理・文学・宗教などへの見聞や感想を記したもの。
しり【尻/臀/後】
[名] 1 人や動物の胴体の後部で、肛門の付近の肉づきの豊かなところ。けつ。おいど。臀部(でんぶ)。 2 動く人や物の後ろ。あと。後方。「行進の—について歩く」 3 物事の一番あと。終わりの部...
じ‐じり【地尻】
ある区域の土地の端の方。「浅草の今戸の八幡さまの—に、世の中からかくれて棲(す)む」〈万太郎・末枯〉