ごおう‐うり【牛王売り】
牛王宝印を売り歩くこと。また、その人。主に、比丘尼(びくに)などが売り歩いた。
ござ‐あ・る【御座有る】
[動ラ四] 1 「いる」の意の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「それにゆるりと—・れ」〈虎清狂・泣尼〉 2 「ある」の意の尊敬語。おありになる。「やがてお大名にならせらるる御瑞相が—・るほど...
ご‐しゅ【五衆】
1 出家を5種に分けたもの。比丘(びく)・比丘尼(びくに)・式叉摩那(しきしゃまな)・沙弥(しゃみ)・沙弥尼(しゃみに)。 2 ⇒五蘊(ごうん)
ごしん‐ぼう【護身法】
《「ごしんぽう」とも》密教で、修法などに際し、まず行者が自分の心身をきよめて身を堅固に守護する法。ふつう、印を結び、陀羅尼(だらに)を唱える。
ご‐ぜ【御前】
《「ごぜん」の音変化》 [名]貴人。または、貴人の座前。「えびすの—の腰掛けの石」〈虎明狂・石神〉 [代]二人称の人代名詞。婦人に対して用いる尊敬語。「や、—、—、と言ひけれども音もせず」〈...
ご‐ぞう【五蔵】
5種の仏典。経蔵・律蔵・論蔵の三蔵に雑蔵・菩薩(ぼさつ)蔵、または般若蔵・陀羅尼蔵を加えたものなど。
ご‐とまり【五泊】
奈良時代から鎌倉中期、瀬戸内海を航行して難波(なにわ)に入る船が停泊した五つの港。檉生泊(むろうのとまり)(たつの市)・韓泊(からのとまり)(姫路市)・魚住泊(うおずみのとまり)(明石市)・大輪...
ごひゃく‐かい【五百戒】
比丘尼(びくに)の具足戒(ぐそくかい)のこと。五百は実際の数ではない。
ご‐ほう【五宝】
仏語。5種の代表的な宝。陀羅尼集経では、金・銀・真珠・珊瑚(さんご)・琥珀(こはく)。
さい‐え【斎会】
1 僧尼を招いて斎食(さいじき)を施す法会。 2 神を祀る儀式。御斎会(ごさいえ)。