にほん‐ざる【日本猿】
オナガザル科の哺乳類。世界で最も北にすむ猿。日本特産で、青森県の下北半島から鹿児島県の屋久島まで分布。体長約60センチ、尾長約10センチ。毛は長く、顔としりの裸出部は赤色で、秋から冬にかけて赤み...
にょいりん‐じ【如意輪寺】
奈良県吉野郡吉野町にある浄土宗の寺。山号は塔尾山。開創は延喜年間(901〜923)、開山は日蔵道賢。のち、南朝の勅願寺。楠木正行(くすのきまさつら)ら一族が出陣にあたり、名を本堂の壁板に記し、辞...
にらみ‐だい【睨み鯛】
正月や婚礼の際に飾る尾頭付きの鯛。塩焼きや蒸し焼きで保存が利き、三箇日や婚礼当日は見るだけで後日改めて食べることからの名。
にわ‐つ‐とり【庭つ鳥】
[名]ニワトリの古名。「物思ふと寝ねず起きたる朝明(あさけ)にはわびて鳴くなり—さへ」〈万・三〇九四〉
[枕]庭に飼う鳥の意から、「鶏(かけ)」にかかる。「—鶏の垂り尾の」〈万・一四一三〉
にん【人】
[名] 1 ひと。ひとがら。「—ヲ見テ法ヲ説ク」〈和英語林集成〉 2 その行為をする人。その役目の人。多く複合語の形で用いる。「手形振出—」「後見—」
[接尾]助数詞。人数を数えるのに用いる...
にんしき‐しょく【認識色】
動物の標識色の一。相互に目につきやすく、連絡に役立つような色彩や斑紋。シカの尾の白色部分、雄コマドリの胸の赤い斑紋など。
にん‐しょう【人称】
文法範疇(はんちゅう)の一。動作の主体が話し手・聞き手・第三者のいずれであるかの区別。それぞれ、第一人称(自称)・第二人称(対称)・第三人称(他称)とよび、いずれかはっきりしない場合、これを不定...
にんしょう‐ごび【人称語尾】
主語の人称に従って語形が変化する動詞の語尾。日本語にはこの現象はないが、インド‐ヨーロッパ語やセム語には多く見られる。
ぬえ【鵼/鵺】
1 トラツグミの別名。 2 源頼政が退治したという、伝説上の妖力をもった怪獣。頭は猿、胴は狸、尾は蛇、手足は虎、声はトラツグミに似るという。 3 つかみどころがなくて、正体のはっきりしない人物・...
ぬまた【沼田】
群馬県北東部の市。江戸時代は真田(さなだ)・本多・土岐(とき)氏などの城下町。木材の集散や木工業が盛ん。奥日光・尾瀬の玄関口。平成17年(2005)に白沢村・利根村を編入。人口5.1万(2010)。