と【屠】
[音]ト(漢) [訓]ほふる 1 家畜を殺す。家畜を切り裂く。「屠殺・屠所」 2 切り裂く。「屠腹」
とう‐そ【屠蘇】
「とそ」の音変化。「医師(くすし)ふりはへて—、白散(びゃくさん)、酒加へて持て来たり」〈土佐〉
と‐ぎゅう【屠牛】
食用の肉をとるために牛を殺すこと。
と‐さつ【屠殺】
[名](スル)家畜類を殺すこと。屠畜。
とさつされたうし【屠殺された牛】
《原題、(オランダ)De geslachte os》レンブラントの絵画。カンバスに油彩。縦94センチ、横69センチ。暗い部屋に吊るされる屠殺された牛を写実的に描いたもの。同じ画題の作品がいくつか...
と‐しょ【屠所】
食肉用の家畜を殺して処理する所。屠場。
屠所(としょ)の羊(ひつじ)
《「北本涅槃経」から》屠所に引かれて行く羊。刻々と死に近づいているたとえ。また、不幸にあって気力をなくしていることのたとえ。
と‐じょう【屠場】
「屠所」に同じ。
と‐そ【屠蘇】
1 「屠蘇散」の略。 2 屠蘇散を浸したみりんや酒。延命長寿を祝って年頭に飲む。また、年頭に飲む祝い酒。「—を祝う」《季 新年》「甘からぬ—や旅なる酔心地/漱石」
とそえんめい‐さん【屠蘇延命散】
⇒屠蘇散