やま‐こかし【山こかし】
1 鉱山・山林などの売買の際に金銭をだまし取ること。また、その人。「奥州の金山売ったる山売りの—とは汝(おのれ)がことと」〈浄・双生隅田川〉 2 詐欺師。山師。「だまし取りに取り倒すを、—といふ...
やま‐ことば【山言葉/山詞】
1 忌み詞の一。猟師・きこりなどが、山に入ったときだけ用いる特殊な言葉。水を「わっか」、狼を「やみ」などという類。 2 鷹匠(たかじょう)が用いる特殊な言葉。鷹詞(たかことば)。
やま‐ごえ【山越え】
[名](スル) 1 山を越えて行くこと。また、その道。やまごし。 2 昔、関所札のない者が、間道を通って関所を越えること。
やまごえ‐あみだ【山越え阿弥陀】
来迎(らいごう)図の一。阿弥陀仏が上半身を山のかなたに現して、行者を迎える図。
やま‐ごし【山越し】
[名](スル) 1 山を越すこと。やまごえ。 2 山の向こうがわ。「—に位置する隣町」
やま‐ごと【山事】
1 鉱山などの売り買いにかかわること。 2 投機的な事業や仕事。「五十両をくすねての—」〈滑・古朽木・三〉
やま‐ごぼう【山牛蒡】
1 ヤマゴボウ科の多年草。高さ1メートル以上になり、太いゴボウに似た根がある。葉は大きく、卵形で、質は厚くて柔らかく、互生する。6〜9月、白い小花の多数ついた穂を直立し、実は熟すと黒紫色になる。...
やま‐ごもり【山籠もり】
[名](スル)山の中にこもること。山寺などにこもって修行すること。「特訓のため—する」
やま‐ごや【山小屋】
登山者の宿泊・休憩・避難などのために、山の中に建てる小屋。ヒュッテ。《季 夏》
やま‐さか【山坂】
1 山と坂。山や坂。「—を踏み越える」 2 《「やまざか」とも》山の中の坂道。